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錦織 寛 牧師の礼拝説教の録画映像は、
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あなたの労苦はむだにならない Tコリント15章50〜58節

安井 聖 師

だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。(58)

 「あなたがたの労苦が無駄になることはない」という言葉はとても慰めに満ちた言葉です。しかし、それはよく誤解される言葉でもあります。それは単に、あなたの苦労は必ず報われる、実を結ぶようになる、目に見える結果を手に入れることができるのだ、という意味ではないのです。
 この言葉は、主イエスの復活と、その復活によって保証された信じる者たちの復活について語っている箇所の中に置かれています。私たちはどんなに励んだとしても、やがて死を迎えます。しかし死を前にしても、私たちはむだ、むなしさに勝つことができる。私たちには死を越える復活の希望があるのです。
 加藤常昭師が昨年奥様を亡くされた時、その死の知らせを受けたドイツにいる友人のメラー先生がこのようなメールを常昭師に返信されたと言います。「愛する加藤さん、悲しい知らせです。あなたは書いてこられました。妻が土曜日、午前10時、眠りに就いたと。長い舌癌、そしてリンパ腺癌の病苦は終わりました。神が眠らせてくださいました。神がお定めになった時、再びみ手に取られ、こう呼びかけてくださるためです。『起きなさい、さゆり、甦りの朝だよ』と」。
 パウロの言葉もまた、決してずっと先の話をしている言い方ではありません。それはまさに、生き生きと、目の前によみがえりを見ているかのような言葉なのです。パウロは同じ章の最初の箇所で、「この福音」と言い、キリストが私たちの罪のために死なれたこと、よみがえられたこと、と共に、私に、私のような者に、死からよみがえられた主イエスが出会ってくださった、と語っています。パウロは言うのです。この復活のキリストが今出会っていてくださる。この罪人のわたしを赦し、受け入れ続けていてくださる。そして、この主イエスは復活の初穂であり、私たちの復活を保証するものです(20節)。
 私たちは死にます。しかしその死のトゲは抜かれてしまっています。もはや死は滅びではありません。死に勝利された主イエスが死んでもわたしを受け入れ抜いてくださるのです。その主がご自分のようにわたしをよみがえらせてくださる。必ず。この話を遠い話としてなんて聴けない。必ず、このわたしを朽ちないからだに。わたしの行ない、わざを、くちないものに変わらせてくださるのです。だから、私たちはむなしさと戦い、主のわざに励むことができるのです。


    
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