祝福を受け継ぐ者たちの生き方 出エジプト20章1〜17節
わたしを愛し、わたしの戒めを守るものには、恵みを施して、千代に至るであろう。 (6)
イスラエルの民はシナイ半島のホレブの山にやってきます。そしてそこで神はイスラエルの民が祝福を受け継ぐ民として生きていくために十戒を与えられたのでした。この十戒の指針に従って生きることが、あなたを必ず幸せにします。
この十戒は二つに分けることができます。神に関する最初の4つの戒めと、人に関する後半の4つの戒めです。
1 人との関係に関する戒め
@あなたの父と母を敬え・・・あなたの両親がいなければあなたはいませんでした。そして、その両親を想うことは、私たちの天の父をあがめることにもつながってくるのです。
A殺してはならない・・・恐ろしい事件が多発しています。もちろん、私たちは、そこまではしないと思うかもしれません。しかし、主イエスは私たちが誰かに憎しみや怒りを持ち続けているとするなら、それは殺すのと同じだというのです。その怒りを憎しみを神にゆだねてください。
B姦淫してはならない・・・この戒めは結婚を重んじることを教えています。ですから、結婚の契約の外側でパートナー以外の人と特別な関係を持つことは罪なのです。
C盗んではならない、偽証を立ててはいけない、他人のものをむさぼってはならない・・・盗んだり、うそをついたり、人のものをほしがってはいけません。神は私たちの心の中も見ておられます。
2 神との関係に関する戒め
@神はただお一人・・・最初の二つの戒めは神はただおひとりであること、偶像をつくってはならないことが語られます。
A主の名をみだりにとなえてはならない・・・それは神様の名前を軽んじたり、自分のために利用してはならないということです。
B最後の第四戒は、安息日を覚えてこれを聖とせよ、というものです。イスラエルの民は金曜日の日没から土曜日の日没までを安息日として、仕事をやめ、その一日を神を礼拝し、喜ぶために用いました。私たちは、主イエスの復活を記念する日曜日にその日を守ります。その日は神がご自身のために聖別された特別な日、神が祝福された日なのです。
3 神とはどういうお方か
この十の戒めには土台があります。このような神がおられるからということです。その神とは、まさにイスラエルを愛し、救い出してくださったお方、ねたむほどの熱情をもって愛し、私たちを祝福してくださるお方だ。だからあなたがたはこのように生きるのだ。そして、そのような歩みを主は私たちにさせてくださるのです。
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