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赦し合いの恵み
ピリピ4章1〜3節

錦織博義牧師

互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。(エペソ4:32)

 パウロがピリピで最初に福音を宣べ伝えたのは、一群れの女性たちであった。しかし、その女性に不調和が生じ、教会全体がギクシャクしていた。パウロはこの問題解決を願い、「ゆるしの勧告」をしている。

ゆるしの勧告の動機
 これは「愛の心からの勧告」である。ここに「だから」とあるが、「わたしたちの国籍は天にある、わたしたちは神の国の民だから」、これから言うことを受け入れてほしいと語る。パウロは、彼らを「兄弟」と呼び、四つの形容詞を使う。彼らが、パウロにとって勝利の喜びと冠になるという。彼はピリピの信徒たちを、心から愛していた。だから彼らの間に不調和があることに耐えられなかった。

ゆるしの勧告の内容(1〜3)
 この勧告の内容を、大きく三つにまとめることができる。

  1. 「このように、主にあって堅く立ちなさい」。「このように」とは、ここまで述べてきた「キリスト者としての生き方」を指し、「主にあって」とは、自分の力に頼らず、主の恵みと力と権威に従ってということである。「堅く立つ」とは、軍隊用語であり、軍人らしく毅然としてということである。
  2. 「ユウオデアに勧め、またスントケに勧める」。大体「争い」というのは一方が悪いのではない。だからパウロは双方に呼びかけ、「一つ思いになってほしい」と勧めている。彼女たちは教会でも指導的な立場にあったのだろう。けれどもその二人の間に不協和音が生じた。パウロは彼女らを責めたり非難したりしていない。あたかも面と向かって話しかけるように、懇ろに勧めている。「主にあって同じことを思いなさい」。私たちは、主にあることから離れると不一致が生じる。だから、「主にあって同じことを思う」ことが大切である。私たちは、「主にあって」、すなわち「主に結ばれて」一つ思いになるのである。
  3. 周囲もこれに協力することである。「真実な協力者よ、このふたりの女を助けてあげなさい」。「真実な協力者」が誰かには諸説があるが、いずれにせよ彼らにこの女性たちを助けてほしいと頼むのである。「愛はすべての罪をおおう」(箴言10:12)

ゆるし合いへの協力の願い
 彼女たちは、福音のために共に戦ったパウロの福音宣教の協力者だった。「命の書」に名が明記され、共にキリストのからだの一部とされていた。お互いがキリストの肢体であることを認め合うことによって真の一致は生まれる。お互いがキリストに赦されているのではないか。だったらお互いに欠けある者同志、赦し合おうではないか!。


    
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