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あなたはどこに
創世記3章1〜10節
もし、あなたが帰るならば、わたしのもとに帰らなければならない。 (エレミヤ4章1節)
神は最初に「アダム」を造り、「はなはだ良かった」と言い、「エデンの園」に置かれ、その後「人がひとりでいるのはよろしくない」と言われ、アダムに最も相応しい「助け手」として「エバ」を造られた。彼らは「エデンの園」で毎日楽しく暮らしていた。元来「エデン」というは、喜びとか、祝福という意味があるという。彼らはそこで神が備えて下さった木の実を食べて、まことに充実した、幸せな日々を過ごしていた。
しかしある日、ヘビにそそのかされて、神が「食べてはいけない」と言われた「善悪を知る木の実」を食べてしまった。すると彼らの目が開け、自分たちが裸であることが分かり、イチジクの葉っぱで身を覆った。
やがて夕暮れ近くなった時、神はエデンの園を歩いて来られた。彼らはその足音を聞いて、急いで木陰に身を隠した。神は、アダムとエバに向かって「あなたはどこにいるのか?」と呼びかけられた。この言葉は、神がアダムとエバを探している言葉ではなくして、「あなたはこんな所にいるはずではなかったではないか」という意味ではないかと思う。彼らは元来、明るい、楽しい、エデンの園で生きるように作られた者であった。それだのに、今ジメジメした暗い所に身を隠していた。「どうしてそんな所に身を隠しているんだ。どうしてこんな暗い所で、おどおどしながら暮らしているのか?私はあなたがたが、こんな暗い所で、ジメジメした生活をするために造った覚えはない!」と言われたのである。
さて、今神があなたに向かって、「あなたはどこにいるのか?」とお聞きになったら、あなたは何と答えるだろうか?「神様、わたしはあなたがお造りになったエデンの園で、明るく、楽しく、充実した毎日を過ごしています」と、胸を張って答えることができるだろうか?今静かに、自分のことを考えてみたいと思う。
「あなたはどこにいるのか?」。もし、あなたが暗い人生を送っておられるとするならば、あるいは心のどこかにジメジメしたものがあるとするならば、それは本来のあなたの姿ではない。あなたは明るく、感謝と、喜びに満ちた生涯を送るために、神に造られた。それは神さまを信じ、イエスさまを救い主と信じる時に、そのような生活に導かれていくのである。「あなたはどこにいるのか?」と今日も優しく問いかけ、そして私たちに感謝と喜びに満ちた人生を送るように、導いて下さる神を仰いで、あなたも明るい「エデン」の人生を生きようではないか?
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