誰も閉じることのできない門
黙示録3章7〜13節
見よ、わたしは、あなたの前に、だれも閉じることのできない門を開いておいた。なぜなら、あなたには少ししか力がなかったにもかかわらず、わたしの言葉を守り、わたしの名を否まなかったからである。(8)
ヒラデルヒアは肥沃な地で、ぶどう酒がつくられ、酒の神が拝まれるような町でした。しかし、そこにも主の教会がありました。
そして、この教会について主はこうおっしゃいます。「あなたには少ししか力がなかった」、決して大きな群れではなかったかもしれない。社会的な影響力も大きくはなかったかもしれません。しかし、主はこのヒラデルヒアの教会をほめていてくださいます。
ここでヒラデルヒアの教会について主イエスはある意味、まるで矛盾しているかのようなことを語られます。少ししか力がなかった。でもあなたがたは、わたしの名を否まなかった。つまり、主イエスを告白し続けていた。私たちは考えます。力がなかったら、この世と妥協したり、この世に流されたりしてしまうのではないか。でも違いました。確かに力は少ししかない。でも、主に従い、忍耐して生きた。
1 主の言葉に支えられた
彼らは弱く小さな群れだったかも知れません。しかし、彼らは主の言葉を守った。主の言葉にすがり、その言葉に従っていた。そして、主の言葉が、その恵みが彼らを支えたのです。私たちを支えるのは、まさにこの主の言葉なのです。
2 主の愛に支えられた
彼らを信仰から引き離そうとする外からの迫害があり、またユダヤ主義的な人々、イエスさまを信じるだけでは救われない、律法を守ることは不可欠だと主張し、自分の正しさで救われるかのように考える人々がいて、彼らを惑わそうとしていました。しかし、主は彼らに、わたしはあなたを愛しているとおっしゃいます。聖なる方、まことなる方、ダビデのかぎを持ち、すべてを支配しておられるお方、まさにその主イエスご自身が愛しているとおっしゃったのです。私たちを支えるのはまさにこの主の愛です。
3 門を開いていただいた
主はヒラデルヒヤの教会のために門を開いておいたとおっしゃいます。そして主がお開きになった門は誰も閉じることはできなかったのです。主は私たちの前に天国の門を開き、私たちが恵みの中を前進できるようにしてくださいます。私たちのための天の門は開かれ、決して閉ざされることはないのです。そして、私たちが勝利を得たとき、私たちに主の名を書き付けて、神の宮の柱とし、いつも主の御臨在の中に生きる者としてくださるのです。
|