白い衣を着て主と共に
黙示録3章1〜6節
彼らは白い衣を着て、わたしと共に歩みを続けるであろう。彼らは、それにふさわしい者である。(4)
さて今日は黙示録の中にあるサルデスの教会に宛てた手紙を、自分たちに宛てて書かれた手紙として読みたいと思います。それは教会ではずっとそのように読んできたからです。このサルデスの教会はしょっぱなから叱られています。「あなたは実は死んでいる」と言うのです。それは体が死んでいない、息をしていない、ということではなく、キリストとの関係が壊れているということです。ところがやっかいなことは、この「死んでいる」と言われている人たちが教会に集まり、礼拝を守っている人たちだったと言うことです。つまり私たちはしょうもないと人ごとのように思うのではなく、自分の問題として受けとめ、自分を振り返る必要があります。
ここで主イエスがおっしゃったのは
1 目を覚ませ
自分たちが聞いたメッセージを思い起こし、守り通し、悔い改めるということです。ここでは「思い起こす」「守り通す」という動詞には、継続や反復という意味があります。自分がどのように主を知ったのか、救われたのか思い起こし続け、また与えられた恵みを守り続けることです。
2 他の人たちも目を覚まさせよ
そして自分が目覚めたら、他の人たちも起こすのです。あなたが救われたのは、まさに他の人たちを力づけるためです。主イエスはペテロに対しても、「あなたが立ち直ったら兄弟たちを力づけてあげるように」とおっしゃいました。そして彼はまさにそのように生きたのです。
サルデスの教会は多くの問題を抱えていました。けれども同時に、サルデスの教会には正しい歩みを続けている人たちもいたのでした。彼らは白い衣を着て、主と共に歩みました。「そうか誰のことかなあ、あの人も立派な人だ、この人も立派な人だ。でも自分はやっぱりダメかなあ・・・」ということではなく、あなたも白い衣を着て歩んでほしい。主はそのことをあなたのためにも願い、そのことをさせて下さいます。
私たちは、主イエスの血によって洗われて白い衣に替えられます。新しい衣を与えられるのです。そして主によって救われて、よかったという事で終わらずに、主と共に歩き続けるのです。
私たちは信仰の戦いを戦った先輩たちを与えられていることを心から感謝しつつ、これからも主と共に歩んで行きたいと思います。
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