天に設けられた主の御座で
黙示録4章1〜11節
見よ、御座が天に設けられており、その御座にいますかたがあった。(2)
黙示録の2〜3章を読むと、その当時あったアジアの7つの教会の人々がどのような中にあったのかを知ることができます。教会は、迫害の中で命がけの戦いをしていました。また様々な異端・間違った教えとの戦いがありました。大きな厳しさがそこにはあったはずです。しかしヨハネは言います。開いた門が天にあった。そして、その開いた門からヨハネは「ここに上ってきなさい」と天に引き上げられます。そこでヨハネが見たものは・・・
1 御座にいます主
教会をめぐる地上の戦いはとても厳しいものでした。しかし、決して教会はピンチではない。なぜかと言ったら、私たちが礼拝し、あがめ、信じ、仕えている主は、すべての権威をもって、その御座に座しておられるからです。
2 天における礼拝
御座のそば近くまわりには4つの生き物はすべての被造物を代表し、神を賛美していました。
@聖なるかな
その御座におられるお方は私たちをはるかに越えた超越者です。
A全能者にして主
このお方はどんなことでもおできになります。
B昔いまし、今いまし、やがてきたるべき者
このお方は過去も現在も未来も決して変わることのないお方です。
この4つの生き物たちは、この主をあがめ、感謝をささげました。
そこにはまた24人の長老たちがいました。彼らは白い衣を身にまとい、金の冠をかぶっています。彼らは、すべての聖徒たちを代表する御使いと言ってもよいでしょう。そして彼らも主を賛美します。
Cすべての栄光をおとりになるべき方
この24人の長老たちはその座から立って、御座にいますお方の前にひれふし、その冠を御座の前に投げ出します。このお方の前にすべての栄光をお返しするのです。すべての栄光は主のものです。主だけがほめられるべきです。
D万物を造り、今もその御旨の中で存在させておられるお方
主は目的をもって世界を創造し、私たちを創造してくださいました。そして、今も私たちはこのお方によって支えられています。
ヨハネは見ています。地上の教会の弱さや戦いと平行するようにして、天の御座に座しておられるお方がいる。この天と地上の教会は開いた門を通じてつながっている。そして、私たちはこの地上にありながら、天の御座の前にいて、主をたたえるのです。
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