取り扱い立たせてくださる神
列王紀上19章1〜18節 河瀬 愛子 師
・・・火の後に静かな細い声が聞えた。(12)
聖書の中の「列王記」には神様に従って生きる人々は祝福され、そうでない人々は滅ぼされるということが書かれており、主の前に忠実に生きることへのチャレンジがわたしたちに語られています。偽物の神「バアル」を礼拝している預言者たちと戦い、エリヤは真の神様によって戦いに勝ちました。このことをよく思わなかった王妃イゼベルは使者をエリヤに遣わし「あなたを殺します」という脅しの言葉を言いました。恐れたエリヤは隣りの南ユダの国(ベエルシバ)まで逃げていきました。
1 体を元気にしてくださる神様
荒野で彼は「神様わたしの命をとってください」と願いました。そんなエリヤに神様は御使いを通して、パン一個と一びんの水″を出し、「起きて食べなさい」と2回彼を養い、体を元気にして下さいました。その後、エリヤはホレブ山へ40日間かかって行けるほど元気になりました。わたしたちも自分に望みがなくなる時はチャンスです。神様がわたしたちに働いてくださるからです。神様はまず体を元気して下さいました。
2 心を神様に向けさせて下さる
今度はエリヤはホレブ山のほら穴にいました。神様はエリヤに「あなたはここで何をしているのか」と2回 尋ねられました。エリヤは「わたしはあなたのために頑張って働きました。しかし、イスラエルの人々はあなたに従いませんでした。そして、わたしを殺そうとしています」という事を2回 神様にお答えしました。私たちも祈りがまだ叶えられない時や問題がまだ残っているとき、同じことを祈り続けないでしょうか。エリヤもそうでした。祈ることは素晴らしいことですが、彼の祈りに抜けていたのは「神様」です。神様が彼に何をしてほしいのか、聞く心の余裕がありませんでした。なぜなら、彼は人をみて恐れ、自分を守ることで精いっぱいだったからです。そんな彼に大きな強い風や地震、火を通して神様はご自身の力を見せてくださいました。そのあと、エリヤは「神様の静かな細い声が聞こえ」るようにされました。
3 神様のお仕事を与えて下さる
神様はエリヤに「ハザエルをスリヤの王に。エヒウをイスラエルの王に。エリシャを預言者にする」という重要なお仕事を与えられました。神様はわたしたちの体を元気にし、心を神様に向けさせ、神様の静かな細き御声が聞けるようにしてくださいます。体が疲れたり、心も恐れたり 弱さを持っているわたしたちに、神様は大切なお仕事を下さいます。
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