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あらゆる境遇に処する秘訣
ピリピ4章10〜13節

錦織 博義 師

わたしは貧に処する道を知っており、富におる道も知っている。わたしは、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に処する秘けつを心得ている。わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。(12-13)

 パウロはここで「あらゆる境遇に処する秘訣」を示している。この秘訣を実生活に当てはめていくならば、不満ばかりではなく「ありとあらゆる境遇」にも対処することができる。
 その秘訣の第一は、足ることを学ぶことである。「足ること」とは、本来、外の境遇・環境から独立して、輸入を必要としない町の状態に用いられた言葉である。つまり、自足(自分で必要を満たす、あるいは自ら満足する)という意味である。
 「学んだ」とは、それは先天的なもの、自然に生まれてくるものではない。それは学ぶものである。あらゆる境遇、環境に適応し、それに対処していく信仰的な努力と訓練とがあって初めて体得できる境地である。
 秘訣の第二は、貧に処する道・富におる道を知るということである。「知る」とは、いわゆる「知識」のことではない。それは長い奉仕の生活を通して、十分に経験して体得したことである。それが経験に基づいて、すっかり身についているので、どんな境遇にも打ち勝つというのが、「知っている」の意味である。
 秘訣の第三は、秘訣を心得るということである。「秘訣を心得ている」は、元来、ヘレニズム宗教の専門用語である。そこに宗教の奥義・秘訣に入る特権が授けられるという意味がある。パウロは、自分は飽食にも、飢餓にも、富裕にも、貧困にもにも適応し、それを支配する秘密を握っていると、大胆に述べている。
 パウロは13節において、その秘訣の出所を明言している。それは「わたしを強くして下さるかたによって」という、実に大胆な信仰告白である。
 イエス・キリストご自身が、私たちにあらゆる境遇にも処する秘訣を与えて下さる。キリストにあって、キリストとの人格的な交わりによって、どんなことでもできるのだ。
 では、「何事でもすることができる」ようにして下さるイエス・キリストは、私たちをどのように強くして下さるのか? 私たちが聖霊の力をいただいて、強くされる方法は「祈り」と「み言葉」と「信仰」である。
 私たちが、わたしを強くして下さるかたと、絶えず交わり、このお方からみ言葉をいただき、このお方に全き信頼を置くならば、あらゆる境遇に打ち勝つことができる。


    
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