この世の国は主の国となった
黙示録11章1~19節
この世の国は、われらの主とそのキリストとの国となった。主は世々限りなく支配なさるであろう。(15)
七つのラッパを持つ御使いたちが現れてラッパをふくたびに、あの封印を解いたときよりもさらに厳しい災いが起こってきたのでした。さてすでに六人の御使いがラッパを吹き鳴らしました。
1 信仰のチェック
11章では、ヨハネは神の聖所と祭壇、そしてそこで礼拝している人たちを測るようにと命じられます。「測る」とは、決まったとおりに長さがあるかどうかをチェックするということです。ここで主は神を礼拝する場所、そこで礼拝する人々が神の規準にかなっているかどうかをチェックするのです。
2 二人の証し人
聖所は守られた聖域でした。しかし、その外の庭は異邦人によって四二ヶ月踏みにじられると言います。この四二ヶ月とは3年半のことです。7が完全数とすれば、3年半とはとても限られた時間と言うことを意味しているのでしょう。
そしてちょうど四二ヶ月と同じ期間、日数にすると1260日、主のふたりの証人が証しをします。彼らはあのヨシュアとゼルバベルのように主に仕えます。困難の中にあっても主は証し人を備えておられます。彼らは1260日の終わりに殺されてしまいますが、三日半の後に、神のもとから命の息が出て、彼らを再び生かしたのでした。そして彼らは主の御許に引き上げられます。
3 この世の国は主とキリストとのもの
その後、第七のラッパが吹き鳴らされます。すると、天で声がします。「この世の国は主とそのキリストの国となった」。地上ではいろいろなことが起こります。しかし、全ての国も権威も主とキリストのものになります。諸国民は怒り狂い、主に背いて雄叫びを上げるかもしれません。しかし、主の勝利とその支配は定まっていますそれはすべての国が主の支配にぬかづくであろうと言うだけではありません。まさに私たちもまた主のものとして、主にぬかづくのです。
おわりにーー開かれた聖所
新しい年がきました。主の御支配の中に私たちは生かされています。そして天にある神の聖所が開かれます。本来、神の聖所の内側には入ることものぞくこともできなかったのです。けれども、そこが開けて、主の契約の箱が見えたのです。その箱は神の臨在、神の真実をあらわしていました。私たちは新しい年も主の臨在と御真実の中を歩むのです。
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