サタンは投げ落された
黙示録12章1〜18節
今や、われらの神の救と力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。。(10)
黙示録12〜14章はサタンとの戦いに場面が移っています。12章の始めで、一人の女がみごもって男の子を産む、その産まれる子を龍が食い尽くそうと待ち構えているという状景があります。この女はイスラエル民族のこと、そしてイスラエル民族の中から生まれた王なるお方が主イエスです。悪魔は主イエスが生まれたら早く始末してしまおうと思っていましたし、繰り返し戦いを挑んできました。確かにこの龍は強大な力を誇っていました。しかし、主イエスを飲み込むことはできませんでした。
1 サタンは投げ落された
この龍、悪魔とかサタンとか言われる者は地に投げ落されてしまったのでした。サタンがどんなにその力を誇り、私たちを脅したとしても、サタンはすでに地に投げ落されています。サタンは最後のあがきをしているだけです。
2 兄弟たちの勝利
天使たちが龍と戦ってと書かれているのですが、同時に、主を信じる者たち、「女の残りの子ら」、つまり、主イエスにつながる者たちもまたサタンに勝利します。
@小羊の血によって
私たちのために十字架にかかって死んでくださった主イエスの血が私たちに勝利をもたらすのです。私たちは時々不安になるかもしれません。しかし、心配はいりません。主はすでに十字架の上で私たちのために血を流し、あがないのわざを全うしてくださったからです。
A証しの言葉によって
もう一つ、私たちに勝利を与えるのは、あかしの言葉です。証しとは、神が私たちにしてくださったことを証言することです。神さまがしてくださった恵み、祝福、良いことを語るのです。ここで出てくる信仰者たちは決して、楽な生涯を歩んでいたわけではありません。彼らは迫害を受け、その生涯には戦いがありました。そして実際、彼らの中には殉教する者たちもいたのです。けれども、彼らは神さまの恵みを語った。それはやせ我慢ではありません。神さまは確かに彼らを救ってくださいました。そして彼らはその与えられた恵みを感謝し、証ししたのです。
主は私たちにも勝利を与えてくださいます。大丈夫です。主ご自身がすでに勝利をとっていてくださるからです。
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