わが力・わが歌・わが救い イザヤ11章1〜6節
主なる神はわが力、わが歌、わが救いとなられた。 (2)
今年のアドベントはイザヤのした預言から学んできました。イザヤは、七章、九章、十一章と三回にわたって、メシヤ預言をしています。そしてこの12章になるのですが、1ー12章はある意味で、ひとつのまとまりで、12章はこれまでのところの結論なのだというのです。神さまはメシヤを、救い主を送ってくださる。そこでイザヤは心からの感謝を献げています。まだ、このイザヤが語っている時点ではそれは実現してはいません。しかし、イザヤは神がその約束を与えて下さったことを、もうすでに起こったも同じ!と感謝しているのです。
1 わが力
イスラエルは非常に大きな危機の中にありました。まわりには超大国がいくつもあるのです。そんな中でイスラエルはあまりにも小さかったのです。弱かったのです。しかし、イザヤは言います。主はわが力。天地宇宙を造られたお方がわたしの力、私たちのためにどんなことでもしてくださるお方なのです。
2 わが歌
この「歌」は喜びの歌です。いろいろ喜ばしいことはあるけれど、人類の歴史の中で一番うれしいできごとがベツレヘムでイエスさまがお生まれになった、そのクリスマスの出来事です。主イエスの誕生を伝えた御使いは羊飼いたちに「大きな喜び」と言いました。ですからクリスマスの出来事にはいくつかの歌が出て来ます。歌うことを知らなかった私たちが、主イエスの御誕生を喜んで歌うのです。
3 わが救い
主イエスが神の位を捨ててこの世に来てくださったのは、私たちの救いのためです。このお方は私たちの救いとなってくださったのです。私たちは罪深く、本来は滅んでいくべき者でした。しかし、主はわが救い。私たちは、自分で自分を救うことはできません。主がわたしの救いです。
主が私たちの力・歌・救いとなってくださるために、私たちは主の約束を信じ、その御言を語られたお方に信頼することです。私たちの真面目さや立派さが土台ではありません。クリスマスに生まれてくださった主イエスこそがわが力・わが歌・わが救いなのです。
このところで、最初は神はわが力・わが歌・わが救いと歌っていた人が、今度は、感謝を仲間と共にするようになっていきます。主イエスは来てくださいました。主イエスの御誕生を私たちは他の主にある兄弟姉妹たちと共に喜びたいと思います。
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