神のあたえられるしるし−イヌマヌエル イザヤ7章1〜14節
主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。(14)
神はイスラエルがアッスリヤに頼るのでもなく、エジプトに頼るのでもなく、周辺諸国に頼るのでもなく、神に頼って進むことを願っておられました。しかし、アハズ王は、主よりも、アッスリヤに頼ろうとしていたのです。
1 信じるということ
イザヤはアッスリヤにすがろうとしていたアハズに、気をつけて、静かにし、恐れてはならない、と言いました。ざまざまな心騒ぐ場面において、目を覚まして、じたばたしないで、神にすがる、神に信頼するということなのです。
けれどもアハズは、アッスリヤと組むことを決めていました。そして、このアハズの決断は、一時的には非常に賢明に見えたことでしょう。アハズに圧力をかけて、小国連合を作ろうとしていた国々はみなアッスリヤに滅ぼされ、イスラエルは属国に近い形ながら、とにかく国が残ったからです。けれども、気をつけてください。直近の結果が良かったからそれでよい、その選択が正しかったとは限らないからです。
2 信じたら救われる−そのしるし
信じたって現実は厳しい、アハズも思ったことでしょう。信じて救われるならそんな簡単なことはない。でも現実はそうはいかないんだ。今でも多くの人たちが言うでしょう。でもあなたも信じたら救われる。それにはしるしがある。
@おとめがみごもって男の子を産む>
ひとりの処女がみごもって男の子を産む。そんな事あり得ない。マリヤも思った。ヨセフも思った。でもあり得ないことが起こった。今もあり得ないことが起こるのだ。
Aその名はインマヌエル
インマヌエルとは主がわたしたちと共にいてくださる、ということです。その約束の男の子が生まれ、その男の子を通して、神さまが私たちを見捨てておられないことが、私たちと共にいてくださることが明らかになる。イエスさまは神の子でした。その神のなるお方が人になってこの世に来てくださった。ありえないこと。でもそれが起こる。その神の子イエスが人になって来てくださったことにより、私たちは信じたら救われるのだと言うことが分かるのです。
主イエスがこの世に来てくださったクリスマスは神の愛のしるし、神を信じたら、確かに神は救ってくださるということを証しするしるしなのです。
|