主イエスの権威 マルコ 11章27〜33節
わたしは、天においも地においても、いっさいの権威を授けられた。(マタイ28:19)
祭司長、律法学者、長老たちが主イエスのところに詰め寄って、言います。何の権威によってこられのことをするのか、または誰がそんなことをしてよいと許可を出したのか。
主イエスには権威があります。主イエスは・・・
1 権威ある者として教えられた
主イエスの教えは他の教師たちの教え方と全く違っていました。イエスは自ら、大胆に確信に満ちて「私はこう言う」と語られました。
また、主イエスは単に大きなことをいうだけでなく、そのように生きておられました。だから権威があったのです。
2 主イエスが命じられると、その通りになった
百卒長のしもべが病気になった時、彼は主イエスに、ただお言葉をください。そうすればしもべはなおります、と言った。主イエスが権威をもっておられるのだから、主イエスの語られる言葉にも権威があると信じたのです。そして、主イエスの命じられる言葉には悪霊も波も風も、すべてのものが従いました。
3 罪をゆるす権威
主は罪をゆるす権威を持っておられます。「あなたの罪はゆるされた」と言うために、主は自ら私たちの罪を負って十字架につかれました。そして、悔い改めて、主を信じる者に、その権威をもって、「あなたの罪はゆるされた」と宣言してくださるのです。
4 天においても地においても一切の権威を授けられた主
主イエスが父なる神に従って、そのあがないを全うされたゆえに、今や主イエスはすべての権威を持っておられます。このお方の前に私たちも従うのです。
ここで主イエスは、まずこの問いに答えなさいと、バプテスマのヨハネの話を持ち出されました。バプテスマのヨハネは天からだったか、人からだったか・・・彼らは分かりませんと答えます。分からないのではなく、受け入れたくなかったのです。主イエスが権威をもっておられます。そして、あなたはその権威の下に身を置いて、従うのか。それとも、神さまにだって、そんなこと言われる筋合いはない!と開き直るのか。主イエスが権威者なら、このお方を信じて、従うか、主イエスは、まず、それを問われたのです。そして律法学者たちは、あなたの権威は受け入れない、とこの力あるお方を退けたのです。
主は今日も問われます。私が権威をもっている。あなたは従え。
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