ペンテコステの恵み　　使徒行伝　２章１〜４節

錦織博義師

神がこう仰せになる。終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。 そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。 (2:17)

　ペンテコステは、百二十名ばかりの弟子たちの祈りが思い願うところを越えて答えられ、約束された聖霊の注ぎを経験し、大胆に伝道を始めた結果、三千人が救われて教会が形成されました。
　ペンテコステの恵みは、それを受けた者に革命をもたらす。
�@今まで知らなかった素晴しい、最高の知識、主御自身を知ることができます。
�A彼らも力を持っていましたが、その力とは違う、自分自身にそれに他の人に、更に悪魔に打ち勝つ力が与えられます。その祈りには何とも言えない権威があります。
�B新しい夢、聖なる愛が与えられます。神は私たちの魂を聖霊によって燃やされ、私たちを通して教会を燃されます。聖霊を受けるには、救われた時と同じく単純に信じるだけでいいのです。
　この恵みはクリスチャンに与えられる　　まず生れ変わっていなければいけません。生かされる命で主イエスを信じることが必要です。
　命を与えられた者に必要なのは、生きる力、きよくなる力、他の人を導き、主を崇める力です。この渇きが今日最も必要です。神の御霊が来られ、今私たちを満たされるなら、神は私たちを用いて日本に素晴しい御業をなされます。
　この恵みは受ける準備のできる者だけに与えられる　　この恵みは神の子であれば誰でも人種老若男女に関係なく、青年にも活動期を過ぎた残りの生涯にも必要です。しかしこの恵みをいただくには準備が必要です。弟子たちは祈るうちに心砕かれ、贖われ、仲違いが解消して準備が整って時が満ちました。
　ペンテコステの恵みは祈りの答えとして与えられる　　彼らは必要な渇きを持ち、多くの敵がいました。特別な指導力のある人はいませんでした。祈り求めざるを得ません。いやという程自分の弱さ、無力さを知らされ、祈れば祈るほど聖霊の必要を感じ、この主の働きはできないと知りました。このような祈りこそペンテコステの恵みを求めさせるのです。彼らは聖なる動機をもって、主の約束は必ず与えられると信じて自分たちの幸せでなく、主の御用のために用いられ、主が崇められることを熱心に激しく祈り続け、聖霊が彼らに臨んで祈りが答えられたのです。
　神はそのことができる御方です。この朝、神にお委ねし神に期待しながら信仰をもって祈り求めていこうではありませんか。