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みことばを聞く心
マタイ13章1〜23節

良い地にまかれたものとは、御言を聞いて悟る人のことであって、そういう人が実を結び、百倍、あるいは六十倍、あるいは三十倍にもなるのである。(23) 

 聴くと言うことはある意味、とても難しい事なのかも知れません。主イエスは、四種類の聞き方があるということをたとえ話を用いておっしゃいました。どんな大事なことでも聞き方を間違えると聞いたことにならない、主イエスの言い方によれば実を結ばないのです。
 一つ目の聞き方は、道ばたに落ちた種という聞き方です。右から聞いて、左から抜けていく確かに格好は聞いているように見えるけれども、全然心で受け止めようとしていない。だから、言葉が全部素通りしていくのです。
 二つ目の聞き方は土の薄い石地に落ちた種のような聞き方です。すぐに芽が出る。喜んで聞いて受けとめる。しかし根がない。だから、何か都合の悪いことが起こるとしおれてしまう。風が吹いたり、大雨が降ったり、日照りが来たりしたら、聞いたことを投げ出してしまうのです。
 三つ目の聞き方はいばらの中に落ちた種のような聞き方。いろいろなことを受け入れて聞いているのだけれど、何が大事なのかを識別することができない。案外、どうでもいいようなことが心の中に雑草のようにはびこってきて、結局、一番大事なものが忘れられてしまう。
 四つめの聞き方は、良い地に落ちた種のような聞き方。それは聞いた言葉をきちんと心で受けとめて、その大事なメッセージを守るのです。
 さて、実は聞き方以上に大事なことがあります。何を聴くかと言うことです。ここで主イエスは、種とは、御国の言葉、神さまの言葉のことだとおっしゃいました。でも一番大事なのは、神の言葉を聞くと言うことです。それは聖書です。知ってください。聖書の言葉はあなたの人生を変えていくのです。
 1854年、佐賀藩家老・村田若狭守政矩(まさのり)は長崎沿岸の警備の最高責任者でした。あるとき、家臣古川礼之助が長崎湾の波間に漂う小さな包を拾い上げます。それは油紙に厳重に包まれた聖書でした。それから12年後、1866年5月20日、村田若狭守は、弟の綾部と共に洗礼を受けたのでした。明治維新の二年前、キリスト教禁教の高札が取り払われるのは、まだ七年後になります。村田若狭守は日本で二人目のプロテスタント受洗者となりました。村田若狭守の生涯は一冊の聖書との出会いで変わりました。今も聖書の御言を聞いて、その言葉を心で受けとめる人の生涯を神さまは変えてくださるのです。


    
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