あなたはひとりではない
列王上19章13〜18節
また、わたしはイスラエルのうちに七千人を残すであろう。皆バアルにひざをかがめず、それに口づけしない者である。(18)
主はエリヤに語られます。「エリヤよ、あなたはここで何をしているのか」。神は知らない訳ではありません。しかし、もう一度、エリヤに自分のしていること、また自分が立っているところを確認させる必要がありました。エリヤは主の問いにまっすぐには答えません。これは自分のしていることの言い訳です。
神はエリヤにおっしゃいます。「あなたの道を帰っていけ」。あのイゼベルがまだいるイスラエルへ帰って行け。そして19節を見ると、エリヤは去って行った・・・とあります。エリヤはそこから降りていき、あのイゼベルの待つ、イスラエルに帰っていくのです。神はエリヤに何を語られたのでしょうか。
1 歴史の支配者は主
今、アハブは権力を持ち、特にその妻イゼベルは自分のしたい放題のことをしているかもしれない。けれどもアハブの家は滅んでいく。エヒウの家が王位を継いでいくのだと主は語られたのでした。スリヤの王となるハザエルもまたアハブ王家の滅亡に大きな役割を果たすことになります。歴史の支配者はまさにアハブでもイゼベルでも、また他の国々でもなく、エリヤの仕えている主ご自身だったのです。
2 働きは継承されていく
神がエリヤにおっしゃったのは後継者を立てよ、ということでした。スリヤに、北イスラエルに、そしてエリヤあなたに後継者を立てよ。皆さん、私たちは自分の代だけで何かを成し遂げるのではありません。神は私たちに幻を与え、私たちの代を越えて働きをなしてくださる。神はエリヤに、エリヤ、あなたの働きは受け継がれ、継続していくと約束してくださったのです。エリヤはエリシャにその働きを手渡していきます。
3 一人ではないから
神はエリヤをもう一度、戦いの現場に送り返すにあたって、もう一つ大事なことを示されます。バアルに膝をかがめない七千人がいる。エリヤはあのカルメル山でも1対850で戦っていたように考えていたかもしれません。でもそうではない。あなたのために祈っている七千人の人たちがいる。あなたは一人ではない。
皆さん、あなたは元気でしょうか。神様のために元気に、大胆に働くことができるでしょうか。それとも何か疲れて、落ち込んでいるでしょうか。そんなあなたに神は今日も近づいておられます。あなたももう一度立ち上がっていこうではありませんか。
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