おめでとう!
ルカ1章26〜38節
錦織 淑子 師
恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます。(28)
イエスさまの誕生は「降誕」という文字からも分かるように、「お生まれになった」という表現だけでなく、「天から下って来た」(ヨハネ6:36)「くだる」「来た」「賜わった」「現れた」(へブル9:36)「遣わされた」等の言葉が用いられています。これは救い主イエスさまが、永遠のはじめからおいでになり、世界を造り、万物を保っておられるお方、神の御子なるお方が人となって来て下さったことを意味します。何のために?それは人を罪から救うためです。救い主イエス・キリストの誕生は、私たちの小さな頭では計り知ることのできない、神さまの方法をもって実現し、成就したのです。
1 神の選び
神さまは神の驚くべき御業を行うために、マリヤをお選びになりました。今も神さまはご自分の御業を行うために、この地上に神の御業を進めるために、人をお用いになります。そして今も人を必要としておられます。神さまはこのことのためにマリヤをお選びになりました。
なぜ、マリヤをお選びになったのでしょうか?それは、神さまは、卑しい、誇るべきところの何もない者を、なおあわれみのゆえに愛し、顧みて下さることを鮮やかに示すためでした。マリヤのうちに、神の愛を惹きつけるすぐれたものがあったからとか、マリヤの謙遜の美徳によるのではなく、ひたすら卑しい、取るに足りない者を顧みて下さる神の一方的なあわれみによったのです。
2 マリヤの信仰
神さまは全能の神です。できないことはないのです。でもマリヤを無視して超自然の業はなさいませんでした。マリヤの同意を求められたのです。
信仰は、神の言葉の受諾。神のみこころが成るように!と自分の思い、自分の願いを献げて、従う神への服従です。私の内に、わたしを通して、神のご計画がなされ、神のみわざがなされるとは!お言葉通りなりますようにとお受けした時、このことが、神のみわざがマリヤの内になされました。
神さまはあなたを、私を、ご自身のみわざをなすために必要とされています。友のため、家族のため、頭なるキリストの教会の働きのために……。
マリヤと共に、今日「わたしはあなたのはしため、主のはしためです。
お言葉通りこの身になりますように」と神さまのみ言葉を受け入れ、お従いする者としていただきましょう。
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