火をもって答える神
列王紀上 第18章20〜39節
「・・・主よ、この民にあなたが神であること、またあなたが彼らの心を翻されたのであることを知らせてください」。そのとき主の火が下って燔祭と、たきぎと、石と、ちりとを焼きつくし、またみぞの水をなめつくした。民は皆見て、ひれ伏して言った、「主が神である。主が神である」。(37-39)
エリヤは人々の前に立って言います。「火をもって答える神を神としよう」。
1 天からの火
火は何をするでしょうか。
@火はゴミを焼きつくします。自分でどうすることもできない罪も汚れも主はきよくしてくださる。
A火は精錬します。純粋にします。火は私たちの罪を焼きつくすだけでなく、私たちのうちに深く巣くった汚れをもきよくし、純粋な思いをもって主に仕えることのできる者とするのです。
B火は私たちにエネルギーをもたらします。信仰の火がくすぶっていて、まあ消えてはいないけれども、ついてもいない・・・
私たちは火をもって答える神に火を投じられて、主に仕える者でありたい。その燃えるエネルギーは主から来るのです。
2 築き直された祭壇
まずエリヤは壊れている主の祭壇を築き直します。私たちの主の祭壇は壊れていないでしょうか。
@祈りの祭壇
祭壇は礼拝であり、祈りです。礼拝が礼拝になっているだろうか。そこから主への香ばしい香りが立ち上る。主は私たちの礼拝を、祈りを待ち望んでおられます。この年、私たちは本当に祈りと恵みの霊を注いでいただきたいのです。
A悔い改めの祭壇
主が求めておられるのは私たちが心を裂くようにして、主の御前にへりくだって近づくことです。主に背を向け、罪を犯すと言うことは恐ろしいことだけれど、もっと恐ろしいことは、神さまにそのことを示されても開き直って悔い改めることを拒み続けるということです。主は砕かれた悔いた心を喜んでくださるのです。
B献身の祭壇
ささげるべきものが抜け落ちていないだろうか。これは燔祭です。全部をささげる供え物です。何も残さずに祭壇の上に置いて全部主にささげる。それが燔祭です。これは献身を表しています。私たちはもう一度、自らを全部、主の御前におささげし、主のしもべとして生きる決断を新たにしたいのです。
主は今も、私たちが祭壇を築き直し、祈りをもって、悔い改めをもって、献身をもって、近づくときに、火をもって答えてくださるのです。主イエスの恵みにすがって、神に近づきましょう。
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