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使徒行伝 23章1〜11節     2013年7月31日

その夜、主がパウロに臨んで言われた、「しっかりせよ。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなくてはならない」。(11)  

 騒ぎの翌日、パウロは議会の前に引き出されます。しかし議会がサドカイ派とパリサイ派に二分されているのを見てとったパウロは、口を開きパリサイ派の良心に訴えかけたのでした。パウロはパリサイ派の出身でした。サドカイ派の人々が非常に現世的で現状肯定的、打算的で権力者と深く結びついていたのに対し、パリサイ派はより霊的・理想的であり、真実に神の前に生きようとする人々が多かったようです。そして実際、パリサイ派は主イエスに対する信仰に導かれる人たちが、サドカイ派よりもはるかに多かったのです。
 激しい争論が起きてパウロどころではなくなります。その夜、主はパウロに言われます。それはあなたはローマでもあかしをすることになる、というお告げでした。主はパウロに「しっかりせよ」とおっしゃいます。パウロがしっかりしていなかったとは思いません。しかし、パウロの中にも一抹の不安はあったことでしょう。しかし、神の言はこれからもパウロを支えていくのです。 

使徒行伝 23章12〜22節     2013年8月1日

ところが、パウロの姉妹の子が、この待伏せのことを耳にし、兵営にはいって行って、パウロにそれを知らせた。(16)

 パウロのことを憎む人々はパウロを殺すための相談をし、数日以内にそのことを実行しようと策を練ります。そして、パウロを殺すまでは何も食べないと誓った人たちが四十人にも及んだのでした。
 しかし、そのことをパウロの甥の若者が聞いていました。そしてそのことを捕らわれていたパウロに伝えたのでした。パウロはそれを聞いた時に、この若者を百卒長に託し、千卒長まで情報が届くようにはかります。そして、パウロが願ったように、パウロ暗殺計画がローマの千卒長の耳に届いたのでした。
 パウロを殺そうとする人々は、そのことが誰にも漏れないように慎重を期してこのことをしていたでしょう。綿密にいろいろな細かい計画を立てていたに違いありません。しかし、神は彼らのしようとしていることを全部ご存じでした。そして神は彼らの計画を越えて、ご自身の計画を実行しようとしておられたのです。

使徒行伝 23章23〜35節     2013年8月2日

「歩兵二百名、騎兵七十名、槍兵二百名を、カイザリヤに向け出発できるように、今夜九時までに用意せよ。また、パウロを乗せるために馬を用意して、彼を総督ペリクスのもとへ無事に連れて行け」。(23〜24)

 パウロを殺そうとしていた人たちもパウロを議会に引き出す手はずを整えていました。もし一日、パウロの移送が遅れてしまったらパウロの生命に危険が及びかねません。その日のうちに千卒長は動きます。歩兵二百、騎兵七十、槍兵二百が夜のうちに準備され、パウロも馬に乗せられて、エルサレムから総督ペリクスがいた地中海沿いの町カイザリヤに移送されたのでした。
 一人の囚人に対し、四百七十人のローマの兵卒たちがその護衛に当たりました。パウロを殺そうと息巻いていた人たちは不意を突かれてしまった上、このような部隊がパウロを取り囲んでいては手も足も出せません。パウロがカイザリヤに移されたニュースを聞いて地団駄踏んで悔しがったことでしょう。
 神は実にユニークで、私たちの考えを越えた事をなさる方です。囚人として護送されたのですが、まさにパウロはそのような形で危害を加えようとする人々から守られたのです。


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