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使徒行伝 14章1〜7節     2013年6月16日

それにもかかわらず、ふたりは長い期間をそこで過ごして、大胆に主のことを語った。主は、彼らの手によってしるしと奇跡とを行わせ、そのめぐみの言葉をあかしされた。(3)

 パウロとバルナバはイコニオムでも同じようにまずユダヤ人の会堂に入って主イエスの福音を語ります。パウロは同胞のユダヤ人たちや改宗者たちのことを決して忘れることはありませんでした。しかし、信じないユダヤ人たちはパウロたちに対して反感をあらわにします。けれどもパウロたちはひるむことなく、その地にとどまって主イエスのことを語りました。彼らが言葉で主の恵みを語っていった時、主も数々のしるしをもって、パウロの語った恵みの言葉が真実であることを証しされたのでした。
 主は今も同じようにその御業をあらわし、その真実を証しされます。それは必ずしもみんなが驚くような病の癒しや奇跡ということではないかもしれません。主が私たち自身のうちに働いて、私たちを造り変え、愛に生きるものとしてくださる、それは、また神のしてくださる奇跡なのです。

使徒行伝 14章8〜18節     2013年6月17日

(神は)あなたがたのために天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を満たすなど、いろいろのめぐみをお与えになっているのである。(17)

 イコニオムでパウロたちに危害を加えようとする動きがあるのを察知したパウロたちは、次の町に移りそこで福音を語ります。パウロがルステラにいた時のことです。パウロはそこで語っていた時、一人の男が彼の話をずっと聞いているのに気づきました。そこにいたのは生まれつき足の不自由な男でした。パウロも彼のことをじっと見つめました。そして彼の内に信仰のあるのを見てとったパウロは、大声で「自分の足で、まっすぐに立ちなさい」と呼びかけます。するとすぐに彼は躍り上がって立ち上がったのでした。
 その様子を見ていた人々は大騒ぎです。パウロたちを神と崇め礼拝しようとする始末です。パウロは人々を止め、力強く福音を語りました。神は天地の造り主であること、天からの雨、豊かな食物など多くの恵みをくださっていることを大胆に語り、生ける神を人々に紹介したのです。

使徒行伝 14章19〜23節     2013年6月18日

弟子たちを力づけ、信仰を持ちつづけるようにと奨励し、「わたしたちが神の国にはいるのには、多くの苦難を経なければならない」と語った。(22)

 ルステラの町で神の大きな御業が表されてく予感がする中で、近隣の町々でパウロに対して妨害活動をしてきたユダヤ人たちはルステラの町にも押しかけてきて群衆を扇動し、パウロを石で撃ち殺そうとします。パウロが動かなくなってしまったので、彼らはパウロを町の外に引き出して放置するのですが、弟子たちがパウロを取り囲んでいる間に、彼は起き上がって町に入っていきます。そして翌日にはデルベに向かい、またルステラ、イコニオム、アンテオケに行って弟子たちを励ますのでした。 これらの町々ではパウロに対する激しい迫害があり、またパウロも身の危険を感じた町々です。しかし、パウロはみ言葉を語るのにひるむことはありませんでした。
 かえって、パウロは、神の国に入るためには多くの苦難が待っていることを語ったうえで、弟子たちがそのような中にあっても信仰を持ち続けていくようにと語り、祈りをもって町を去っていくのでした。 

使徒行伝 14章24〜28節     2013年6月19日

彼らは到着早々、教会の人々を呼び集めて、神が彼らと共にいてして下さった数々のこと、また信仰の門を異邦人に開いて下さったことなどを、報告した。(27)

 パウロとバルナバは舟を使って再びアンテオケに帰ります。ここでパウロの第一次伝道旅行は終わります。まさに彼らが祈られて伝道旅行に出発したのは、この町でした。そして、彼らの旅行中もずっと教会の人々が祈っていてくれたことを、彼らは知っていました。ですから、彼らはアンテオケに戻ると早速、教会の人たちを集めて報告会をします。神が自分たちと共にいてくださってどんなにすばらしいことをして下さったかを証ししたのでした。
 パウロは苦労話や冒険談をしようと思ったらいくらでもできたことでしょう。しかし、彼らが報告したのはどんなに自分たちががんばったかではなく、神が何をしてくださったということでした。特に、その第一次伝道旅行でパウロが感謝していたのは、異邦人たちに信仰の門が開かれていたということでした。アンテオケの町にも異邦人クリスチャンたちがいたことでしょう。ユダヤ教の背景を持たない人が、主イエスを信じて救われていったという証しはどれだけ異邦人クリスチャンたちを励ましたことだろうかと思います。


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