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ホーリネスの土台  コロサイ 3章 1〜17節

E.J.キルボルン師

キリストの言葉を、あなたがたのうちに豊かに宿らせなさい。…詩とさんびと霊の歌とによって、感謝して心から神をほめたたえなさい。(16)

 私たちは聖霊に満たされる必要があります。そうでないと、私たちは外側からのいろいろな迫害や誘惑に会い、この世の戦いにあってもう一度古い生活に戻ってしまいます。人々に対する愛や憐れみを失います。ですから、パウロは、コロサイの人たちに正直に向き合い、神に対する愛と信仰へと立ち返り、キリストの愛のうちに彼らが立ち返っていくことを勧めました。それは、パウロがコロサイの人たちを愛していて、彼らが目を覚ますことを願っていたからです。
 本当に大事なことは、主イエスに心を集中することであり、上にあるものを求めていくことです。このことは、私たちにも問い掛けられています。私たちは自らの存在のすべてをもって神を愛し、神に自らを全く献げているでしょうか。
 私たちは時に神の無条件の愛を忘れます。しかし神は、私たちがどんな罪深い者であっても、私たちのことを無条件で愛して下さり、私たちの心のうちに住みたいと願っておられます。ですから私たちもどんな犠牲を払っても、神に全く従い、神に対して忠誠を尽くしましょう。サタンは私たちを騙し、私たちの心から喜びを奪い取ろうとしますが、神は、私たちの心にもっと大きな喜びを与えようと願っておられます。私たちはすでに神のものなのです。5節にある神に相応しくない悪魔の業に縛られてはいけない、そのような古い生き方ではなく、新しい生き方が、聖霊によって満たされる時に与えられます。それは神が一番で、自分が一番ではありません。神が私を赦して下さったから、私も他の人たちを赦していく。イエス・キリストにある歩みは、私たちの過去の生き方とは全く違うものなのです。
 どうしたら主イエスにあってこのようなきよい生活ができるのでしょうか。クリスチャンとしてあるべきでないいろいろなものに気づかされたら、恵みの座に出て、自分の心の中にある汚れを全部神の前に持ち出すことです。「神よ、どうぞ私をきよめて下さい。私の内にある汚れを本当にきよめて、私の心に入って下さい。神を愛し、神に仕えていきたい、自分を全部神に献げます」と祈ることです。その時、神は聖霊を与えて下さって、私たちをきよくして下さいます。
 そして、日々聖霊によって新しくされ続けていくことです。キリストの言葉、聖書の御言を心の中に宿らせる時、神は私たちの生涯のあらゆるところで私たちを治め、励まし、導いて下さり、私たちを日々新たにしてくださいます。御言は、どのように愛にあって生きるかを教え、私たちを正して下さいます。御言を読み、主と語り合い、私たちの心に渦巻き、支配する主に相応しくない態度や思いを探っていただき、主の恵みによってきよくしていただきましょう。


    
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