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御言の力  マタイ 8章 5〜13節

大鶴 英樹修養生

ただお言葉を下さい。そうすれば僕はなおります。 (8)

 主イエスのもとに、ローマの百卒長(百人隊長)が、息子のように可愛がっている彼の僕が酷く苦しんでいる病気の癒しのために必死な願いをもって来ました。中風という病気で、脳卒中の場合は半身マヒなどがあり、他に脊髄の炎症、損傷などの原因で体の半分、腕、手足が動かなくなります。現代の医学でも完治は難しく、当時の治療では治せないといえます。命の危険、まさかの事態も考えられる非常に緊迫した状態でした。
 主イエスは彼の懇願と思いをくみ取り、すぐ出向いて行き病気を癒されることを百人隊長に話されました。ところが彼の返事は奇妙に思えるほど意外で、「主を私の屋根の下にお入れする資格はございません。ただ御言を下さい。そうすれば僕はなおります」と、主イエスが来られる必要はないと断りました。普通は、主の申し出に両手を挙げてお連れしたことでしょう。この百人隊長は異邦人です。ユダヤ人は、他国人と交際したり、出入りすることは、律法によって禁じられていました。しかし、彼はユダヤ人の宗教を知っていただけでなく、敬意をもって信じ、また自分が汚れたものとされていることも受け止めていました。だから、「私には資格はありません。ただ御言を下さい。御言をいただくと僕は治ります」と言いました。
 私たちは、病気になると病院に行き、医者に診てもらい、処置を受け、薬を飲んで治ると一安心します。
 彼の言葉は、謙遜な、自分の地位、職業からの深い洞察を伴う信仰を表しています。彼は、軍隊生活で命令を与える、受けることの何を意味するかを知っていて、主イエスは全知全能の神の御子であるから、癒される者がその前に居ても遠くに居ようが関係なく、主の権威ある御言の命令は、たちどころに僕を癒されるはずと確かな信仰を持っていました。
 この百人隊長の信仰をご覧になられて、主イエスは彼の信仰に驚かれ、お褒めになりました。
 その信仰とは、ヘブル書11章6節にあるように、神のいますこと、ご自身を求める者に報いて下さることを信じることです。彼は主イエスが神の子であることを理解していたので、全知全能の神の御子である主イエスの権威ある御言の命令によって必ず癒されると信じました。それが主を家に呼ぶのでなく、ただ御言を下さいとの言葉に表されています。そして、主イエスは「行け、あなたの信じたようになるように」とおっしゃいました。すると丁度その時に、僕は癒された、とあります。この百人隊長の信仰に、主イエスはお答え下さり、彼の愛する僕は癒されました。
 御言は神の大いなる力です。御言にある神の力によって、私たちは神の多くの助けを経験し、それが私たちの信仰の糧になります。私たちの体、魂、仕事、家族、神への奉仕、すべてを神に信頼し、御言を求めて生きましょう。



    
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