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創世記 19章1〜11節     2015年2月26日

ロトは彼らを見て、立って迎え、地に伏して、言った、「わが主よ、どうぞしもべの家に立寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください」。(1〜2)

 ロトは外面的な繁栄・豊かさにひかれて低地の町に移住しました。確かにそこは豊かな町であり、多くの人々が住んでいましたが、同時に、そこは道徳的にも乱れ、腐敗した町でした。ロトも俗的な部分があったのですが、ロトとは比較にならないほど、人々は汚れた放縦な生き方をしていました。ロトはそこに住んでいく中で、町の人々に意見し、また指導的な役割をも担うようになっていたようです。
 ロトはある日、ソドムの門に座っている二人の旅人たちを見て、声をかけ、自分の家に招きます。もし、二人が広場で一夜を過ごすようなことがあったら、どんなに危険かを彼自身が知っていたからでしょう。
 案の定、ソドムの町の人々は、ロトの家を取り囲み、二人の旅人を差し出すようにと大騒ぎをします。二人の御使いたちはロトを助け、また家に迫ってくる人々の目を見えなくしたのでした。神はロトとその家族を守っておられました。

創世記 19章12〜29節    2015年2月27日

こうして神が低地の町々をこぼたれた時、すなわちロトの住んでいた町々を滅ぼされた時、神はアブラハムを覚えて、その滅びの中からロトを救い出された。(29)

 神はロトたちに、裁きが迫っていることを告げます。神はロトと、その家族、その関係者も含めて救い出そうとしておられました。ロトは娘たちと結婚することになっていたむこたちにも一緒に逃げるようにと呼びかけたのですが、彼らにはそれはまるで冗談のようにしか聞こえませんでした。
 もう一刻を争う事態になって来る中で、いつまでも踏ん切りがつかず、優柔不断でいるロトたちの手を無理やり引っ張るようにして、御使いたちはロトと妻と二人の娘を町から連れ出します。そこにも神の深いあわれみがありました。結局、ロトの妻は、振り向かないようにと言われていたのに振り向いてしまったために塩の柱になってしまいますが、ロトと二人の娘たちは助かったのでした。
 聖書はロトたちの救いの背後に、アブラハムの祈りがあったことを言います。ソドムは滅んでしまったのですが、アブラハムの祈りは無駄にはならなかったのです。

創世記 19章30〜38節     2015年2月28日

姉娘は子を産み、その名をモアブと名づけた。これは今のモアブびとの先祖である。妹もまた子を産んで、その名をベニアンミと名づけた。これは今のアンモンびとの先祖である。(37〜38)

 ロトは二人の娘たちと共に、山の洞穴に住みます。もう町に住むのはこりごりだと思ったのかもしれません。二人の娘たちは、父を酔わせて、父によって身ごもります。そのような発想も、彼らがソドムで住んだことから生まれてきたのかも知れません。
 そして姉娘はモアブを産み、妹娘はベニアンミを生みます。モアブはモアブ人の先祖となり、ベニアンミはアンモン人の先祖となります。モアブ人やアンモン人は後に、ヨルダン川や死海の東側に住みますが、イスラエル人との間には後々様々な問題が起こってくることになります。それは、モーセが、「アンモンびととモアブびととは主の会衆に加わってはならない」と命じたほどです(申命二三3)。しかし、後にモアブ人ルツはボアズと結婚して、ダビデ王の先祖となっていきます。人間の罪深さと汚れを越えるように、主はご自身の恵み深い御業を表されるのです。



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