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ヨブ記 1章1〜22節    2017年3月23日

「わたしは裸で母の胎を出た。
また裸でかしこに帰ろう。
主が与え、主が取られたのだ。
主のみ名はほむべきかな」。(21)

 今日からヨブ記に入っていきます。ヨブがいつの時代の人か、詳しくは分かりません。おそらくアブラハムか、それ以前の時代の人物ではなかったかとされています。ヨブは「そのひととなりは全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかった」と言われるような人物であり、神もヨブを祝福しておられました。彼は多くの子を与えられ、家畜やしもべも非常に多く、多くの財産を持っていました。主もまた、ヨブが正しい人であることを知っておられましたし、ヨブは神のご自慢の存在でした。
 しかしサタンは、ヨブは「いたずらに(ゆえなく、理由もなしに)」神を恐れましょうか、と神に対して問いを発します。つまり、神がこんなにヨブに良くしておられるので、ヨブは神を恐れるのだと言うのです。
 恐ろしい災いが次から次にヨブの家族や持ち物に臨みました。しかし、無一物になっても、ヨブは神を恐れるのをやめず、主のみ名はほむべきかな、と主をたたえたのでした。



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