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Uテモテ 2章1〜7節     2014年6月28日

そこで、わたしの子よ。あなたはキリスト・イエスにある恵みによって、強くなりなさい。(1)

 パウロはテモテに、「強くなりなさい」と言いました。強くなければ飲み込まれてしまう、そのような時代でした。そして、パウロはテモテに対して、苦しみから逃げるのではなく、「わたしと苦しみを共にほしい」と繰り返します。私たちがキリスト者として真実に生きようとすると、苦しみの中を通るのは避けられないのです。
 パウロはこのことを三つのたとえを持ち出して語ります。一つは兵役に服している者。彼らは司令官を喜ばせることに心を集中し、苦難の中にあっても司令官に従います。次に上げたのはスポーツ選手。彼らもどんなに楽な道・やり方があったとしても、ルールに従います。最後に上げたのは農夫の例です。農夫が生産物を手にするためには、労苦が必要です。労苦することを避けていたら、収穫の分け前にあずかることはできないでしょう。私たちも豊かな祝福をいただくために、苦しみを通ることがあるでしょう。だからこそ、私たちには強さが必要です。しかし、それは私たちの肉のがんばりではなく、イエスにある恵みによるわざなのです。 

Uテモテ 2章8〜13節     2014年6月29日

ダビデの子孫として生れ、死人のうちからよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。これがわたしの福音である。(8)

 「福音」とは良い知らせです。それはまさに私たちのために救いの道が用意されているという知らせです。それをパウロは、「ダビデの子孫として生まれ、死人のうちからよみがえったイエス・キリストをいつも思っていること」と言いました。福音とはまさに私が天国にいけるようになったということ以上に、神がそのお約束通りに、私たちを救うためにご自身のひとり子をお送りくださったこと、そして、そのお方が十字架で死に、よみがえってくださったことです。まさに福音とは、イエス・キリストなのです。福音に生きる者は、この主イエスにいつも思いを向けていきます。私たちは時につまづいたり、また人間的な弱さのゆえに不真実であるかもしれません。しかし、主はいつも真実です。このお方を信じ、頼る者に、主はどこまでも真実なお方です。私たちの救いはまさにこの真実な主にかかっています。だから私たちは安心して歩みことができるのです。

Uテモテ 2章14〜21節     2014年6月30日

もし人が卑しいものを取り去って自分をきよめるなら、彼は尊いきよめられた器となって、主人に役立つものとなり、すべての良いわざに間に合うようになる。(21)

 邪悪な働き人と、真実な働き人がいます。悪い働き人は、言葉の争いに明け暮れ、俗悪な無駄話に日を過ごします。私たちは語る言葉に気をつけたいと思います。「俗悪な無駄話」はがんのように増え拡がり、心と体を蝕んでいきます。その歩みの中には卑しいものがあふれています。
 しかし、良い働き人は、真理の言葉を語り、焦点のあった生き方をして、神に自分をささげていきます。パウロはまさにそのような働き人になってほしいとテモテに願っています。
 私たちは単に、罪と滅びから救われて、神の子にされたというだけではなく、私たちを創造してくださった神が用いようとされるときに、お用いになりやすい器でありたいと思います。そのためには汚れた卑しいものを捨てて、自分を全く神にささげていくことです。神は私たちをきよい、神に役立つ器としてくださいます。

Uテモテ 2章22〜26節     2014年7月1日

主の僕たる者は争ってはならない。だれに対しても親切であって、よく教え、よく忍び、 2:25反対する者を柔和な心で教え導くべきである。(24)

 パウロは若い伝道者であったテモテに具体的なアドバイスをします。パウロは、若い時に自分の情欲をコントロールすることがどんなに大きな戦いであるかを知っています。異性にひかれる心は神の作られたもので、それ自体は悪いものでも、汚れたものでもありません。神は男と女が結ばれて、夫婦となり家庭を築いていくようにと、人を作ってくださいました。しかし、罪はその祝福に満ちた夫婦の関係を曲がったものとしていきます。パウロは情欲に振り回されるのではなく、主を呼び求める人々と共に、義と信仰と愛と平和とを追い求めるようにと言います。誘惑に振り回されそうになる時に、一緒に祈ってくれる存在は、大きな力です。
 またパウロはテモテに議論や争いに夢中にならないようにと言います。その当時の人々は議論が大好きでした。そして、議論で相手を打ち負かすことを最高の喜び・楽しみとしていました。しかし、パウロは議論で相手を打ち負かすことではなく、親切と柔和な心で向き合うようにと教えるのです。


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