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御霊によるスタート
使徒1章1〜8節 錦織 博義 師
ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう。(8)
使徒行伝1:2に「お選びになった使徒たちに、聖霊によって命じたのち……」とあるが、ルカは主イエスの生涯が、「御霊によって身ごもり(1章)、御霊によって生まれ、育ち(2章)、御霊によって洗礼を受け(3章)、導かれ、「主の御霊がわたしに宿っている」(4章)と言われている。御霊が内に、共に、そしてサタンに対しても「御霊の剣、すなわち、み言葉」をもって撃退された(4章)。「すべてのこと御霊によって」。裏を返せば「御霊によらないでは何もしない」。これが主イエス・キリストのお姿ではないか。主イエス・キリストの本質ではないか。
では御霊の働きはどこからスタートしたのか? 御霊の働きの第一は己、肉性からの解放である。それまではどうだったのか?自己の熱心、自己の努力、自分の栄誉に生きる生涯だった。言葉を換えて言うならば、「他を批判する」ことによらなければ、自分の地位が保てない。けれども御霊はそのような肉性から私たちを解放してくださる。
第二にそれは心の聖化である。これは自分で作り出すものではなく、御霊がイエスの十字架と復活によって成就して下さったものを、信仰をもっていただくことである。
そして第三に御霊は主イエスとの一致、主イエス・キリストの内住をもたらす。キリストと結ばれて一つとなり、主イエスが内に内住されるとき、それはまさに「絶えざる臨在」である。私たちが御霊によってキリストと一つになり、主イエス・キリストのすべてが私たちのものとなる世界があるのだ。
御霊の働きの第四は、力をもたらすということである。主は昇天を前にして「ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、……わたしの証人となる」と言われた。御霊はクリスチャンに力を与える。それはどのような力か?それは罪に打ち勝つ力であり、証しをする力である。
最後に、そのために、私たちは何をなすべきか?
1.自分の不足、必要を覚えること
2.罪の告白と始末すること
3.すべての主権を主に渡すこと
4.「主は成したもう」と主にゆだねること
さあ、御霊によって新しいスタートをしよう。
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