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| ヘブル ７章１〜１０節 2014年7月28日 |
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このメルキゼデクはサレムの王であり、いと高き神の祭司であったが、王たちを撃破して帰るアブラハムを迎えて祝福し、それに対して、アブラハムは彼にすべての物の十分の一を分け与えたのである。（１〜２） ヘブル書の記者は主イエスを「永遠にメルキゼデクに等しい大祭司」と呼びます。メルキゼデクについては創世記十四章に記されています。アブラハムがロトとその家族を捕らえていったケダラオメルとその連合軍を追い、打ち破って、ロトとその家族を救出して帰って来た時、サレムの王であり、いと高き神の大祭司であったメルキゼデクがアブラハムを出迎えて祝福し、アブラハムも自分の十分の一を献げたという出来事です。
メルキゼデクは非常に謎に満ちた人物です。しかし、アブラハムが彼に十分の一を献げたことによって、後にアブラハムの子孫として生まれるレビ族や祭司たちもまたアブラハムを通してメルキゼデクに十分の一を献げたことになるというのです。まさにこのメルキゼデクはアブラハムとその子孫だけでなく、アブラハムの信仰につながるすべての者にとっての祭司でもあったと言えます。そして、主イエスはまさにそのようなお方だというのです。
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| ヘブル ７章１１〜２５節 2014年7月29日 |
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そこでまた、彼は、いつも生きていて彼らのためにとりなしておられるので、彼によって神に来る人々を、いつも救うことができるのである。（25） イスラエルではエジプトで奴隷であったところからモーセのリーダーシップの下、救い出されてから、レビ族の中から祭司が立てられ、特にモーセの兄アロンとその子孫が代々、大祭司の務めを負ってきました。神はレビ系の祭司システムの下にあったイスラエルの民に律法を与えて、神の御旨を示し、その律法に従って歩むようにと道を示されたのでした。しかし、イスラエルの民は律法に示された神の御旨に従うことができませんでした。
しかし、レビ系ではない、メルキゼデクに等しい祭司である主イエスが立てられたとき、そのお方によって、信じる者たちに、さらにすぐれた契約、すぐれた望みが与えられたのでした。この大祭司なるお方は永遠に生きておられて、いつでも神の御前に、私たちのことをとりなしていてくださいます。ですから、このお方によって神に近づく者はいつでも救いをいただくことができるのです。
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| ヘブル ７章２６〜２８節 2014年7月30日 |
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このように、聖にして、悪も汚れもなく、罪人とは区別され、かつ、もろもろの天よりも高くされている大祭司こそ、わたしたちにとってふさわしいかたである。（26）
律法の中では、律法にはずれてしまう私たちが神のゆるしをいただいて、神に近づくために、大祭司が立てられて、あがないをしました。この大祭司は自分も人間なので人間として生きるお互いの弱さを思い遣ることができる反面、自分も罪を犯しながら生きていますので、民のためにあがないをする前にまず自分の罪のためにいけにえを献げる必要がありました。
しかし、律法の後に来た神の誓いの御言による救いにおいては、きよい神の御子であられるお方がただ一度ご自身を私たちの罪の赦しのために献げてくださいました。そして、このお方はもろもろの天よりも高く上げられて、私たちの大祭司として永遠に神の御座の右に座してとりなしてくださるのです。
私たちにはこのすばらしい大祭司が与えられています。このお方によって私たちはいつも神の御前に近づき、神の救いをいただき、恵みの中を歩むことができるのです。
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