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サムエル記下 21章1〜14節    2016年8月20日

アヤの娘リヅパは荒布をとって、それを自分のために岩の上に敷き、刈入れの初めから、その人々の死体の上に天から雨が降るまで、昼は空の鳥が死体の上にこないようにし、夜は野の獣を近寄らせなかった。 (10)

 ダビデの治世の時、三年にわたってききんがありました。主はダビデに、そのききんはサウルの時代に、彼がギベオン人を殺したためであると示されました。実は、イスラエルの民はギベオン人と、彼らを殺さないという誓いを主の前に立てていました(ヨシュア九章)。しかし、サウルはその誓いを破ってギベオン人を殺したのです。
 ダビデはギベオン人との話し合いに基づき、アヤの娘リヅパがサウルに生んだ二人の息子と、サウルの娘メラブの五人の息子をギベオン人に渡し、彼らは山の上で木にかけられたのでした。
 その時、アヤの娘リヅパは、自分の息子たちの遺体を空の鳥や野獣から守り続けたのでした。そのことを聞いたダビデは、彼らの骨と、サウルやヨナタンの骨を丁重に葬りました。子を思う母リヅパの思いがダビデを動かしたのです。その後、また再び、イスラエルに雨が与えられるようになりました。

サムエル記下 21章15〜22節    2016年8月21日

ペリシテびとはまたイスラエルと戦争をした。ダビデはその家来たちと共に下ってペリシテびとと戦ったが、ダビデは疲れていた。(15)

 またペリシテ人との間に戦争が起きました。「ダビデは疲れていた」と聖書は言います。百戦錬磨の武将であったダビデも歳をとったのです。私たちも皆、歳をとります。そして確かに個人差はありますが、歳を重ねていく中で、やがて体のいろいろな部分に不具合を覚え、弱さを経験するようになります。疲れやすくなります。今までと同じようにしたいと思いながらも、それができなくなっていきます。
 ダビデは巨人イシベノブに命を狙われ、危機一髪のところをアビシャイに助けられたのでした。ダビデは戦いに出ることを家臣たちにとどめられます。そして、ホシャ人シベカイ、ベツレヘム人エルハナン、ダビデのおいヨナタンといった勇士たちがダビデを支えたのでした。
 私たちは自分の弱さを知る中で、人に助けられている自らであることを受け入れ、また主にすがることを学ぶのです。



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