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サムエル記上 17章1〜37節    2016年6月24日

ダビデはまた言った、「ししのつめ、くまのつめからわたしを救い出された主は、またわたしを、このペリシテびとの手から救い出されるでしょう」。(37)

 ペリシテ人との戦いが続いていました。そして、ペリシテ人とイスラエル人が谷をはさんで対峙します。そんな中で、ペリシテの陣営から身長が三メートルはあろうかという戦士ゴリアテが出てきて、イスラエルに対して一騎打ちを挑んだのでした。イスラエルの兵士たちはその巨人ゴリアテを見て、非常に恐れ、逃げ出してしまう始末です。
 父親のお使いで前線にやって来たダビデは、ゴリアテがイスラエルの神をあざけり、その民をばかにするのを聞いて、いても立ってもいられません。サウル王の前に立つと、自分が戦う、と志願します。しかし、それは誰の目から見ても無謀に思えたことでしょう。しかし、ダビデは神に信頼していました。自分が羊飼いとして仕事をしている時も、自分は熊だろうがししだろうが、倒して来た、いや、まさに主が救ってくださった、助けてくださった。そして相手が熊だろうが、巨人だろうが、主は自分を救うことがおできになる、そうダビデは信じていたのです。

サムエル記上 17章38〜58節    2016年6月25日

またこの全会衆も、主は救を施すのに、つるぎとやりを用いられないことを知るであろう。この戦いは主の戦いであって、主がわれわれの手におまえたちを渡されるからである。(47)

 サウルはダビデに自分のいくさ衣、青銅のかぶと、うろことじのよろいを着せ、そして自分の剣を持たせようとするのですが、それはあまりにも大きく、重く、慣れていないので、かえって身動きがつきません。慣れていない借り物の武具では戦うことができないのです。ダビデはサウルの武具を全部脱ぎ捨て、谷間で石を拾い、手に石投げをもってゴリアテに近づきます。
 ゴリアテはダビデを見て笑い、ばかにします。しかし、ダビデは神の名によって戦いに出て行きます。ダビデは武器が勝敗を決めるのではない、戦われるのは主、救いを与えて下さるのは主であることを宣言したのでした。
 戦いが始まります。しかし、その結末はとてもあっけないものでした。ダビデが投げた最初の石がゴリアテの眉間に当たり、ゴリアテはうつむきに倒れてしまったのでした。この結末を誰が予想できたでしょうか。しかし、ダビデは主に信頼して立ち、主はダビデの信頼に応えて救いを与えられたのでした。 



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