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列王記下 13章1〜13節    2016年11月1日

しかしエホアハズが主に願い求めたので、主はついにこれを聞きいれられた。スリヤの王によって悩まされたイスラエルの悩みを見られたからである。(4)

 北王国からアハブの痕跡を一掃し、バアル礼拝を取り除いたエヒウの代が終わり、その子エホアハズがサマリヤで王となります。しかし、エホアハズも父エヒウと同じように、ネバテの子ヤラベアムが作った金の子牛を拝むことをやめませんでした。主は怒りを起こし、スリヤの王に北王国イスラエルを渡されます。エホアハズ王は主に救いを呼び求めます。そして主は北王国に救助者を送って、イスラエルを救い出されたのでした。主はイスラエルの悩みを見ておられたのです。主は本当にあわれみ深くいつくしみに富んだお方です。
 しかし、にもかかわらず、エホアハズは主に全く立ち返ろうとはしませんでした。その結果、またスリヤの軍隊が来て、イスラエルは壊滅的な打撃を受けます。残ったのは騎兵五十、戦車十両、歩兵一万だけだったというのです。そしてエホアハズの子として父親の後を継いで王となったヨアシもまた罪を犯し続けたのでした。

列王記下 13章14〜25節    2016年11月2日

すると神の人は怒って言った、「あなたは五度も六度も射るべきであった・・・」(19)

 北イスラエル王国の王はエヒウから、エホアハズ、そしてヨアシへと代を重ねていきました。しかし、聖書の記者は「主の目の前に悪を行い」と重ねて記します。神の期待の中でオムリ王朝を倒して王となったエヒウでしたが、神の前に正しい歩みをすることができません。聖書は繰り返し「ネバテの子ヤラベアムの罪」と言います。北王国では王朝は変わっても、初代のヤラベアムの罪を最後まで引きずることになります。
 そのような中にあっても、ヨアシ王は預言者エリシャと比較的良好な関係を持っていたようです。エリシャが死の床についたとき、彼のところに下って、涙を流すのでした。エリシャは、ヨアシ王に、弓と矢をとって、東向きの窓から射るようにと命じます。そしてヨアシが矢を射た時、エリシャは「主の救いの矢」と語ります。今度はエリシャは地を射るようにと命じます。ヨアシは三度射てやめたのでしたが、エリシャは三度でやめたヨアシをいさめたのでした。戦いはやめてはいけません。最終的な勝利を得るときまで、私たちは戦い続けるのです。



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