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| 列王記上 ２章１〜１２節 2016年8月28日 |
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あなたの神、主のさとしを守り、その道に歩み、その定めと戒めと、おきてとあかしとを、モーセの律法にしるされているとおりに守らなければならない。（３） ダビデはソロモンに遺言を伝えます。それは王となったソロモンが主にゆだねられた働きを果たしていくための指針でもありました。それは、どんな人間的な知恵や豊かさ、武力にまさって、主に与えられた律法を守り、その道に歩むことが大切だということでした。そうすれば主は、ソロモンがどこに行くにも主は彼を栄えさせ、何をしても祝福される・・・それがダビデがその生涯を通じて学んだことでもあったのです。
同時にダビデは、その鋭い人間観察から、ヨアブやシメイが決して信頼できる人々ではないことを知っていました。ダビデはソロモンに注意を促すと共に、彼らが神の裁きの下にあることも告げるのでした。
ただ、ダビデはソロモンにギレアデ人バルジライとその子たちに良くすることを命じます。人の本性は自分が弱くなり、苦難の中に置かれた時に、自分に対してどういう態度をとるか、一緒に歩んでくれるかどうかで分かってくるのです。
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| 列王記上 ２章１３〜３５節 2016年8月29日 |
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わたしを立てて、父ダビデの位にのぼらせ、主が約束されたように、わたしに一家を与えてくださった主は生きておられる。アドニヤはきょう殺されなければならない。（24） アドニヤは王母バテシバに、ソロモン王に自分の願いを取り次いでほしいと近づきます。それはダビデの晩年にダビデに仕えたアビシャグを自分の妻にほしいという願いでした。しかし、そのことを伝え聞いたソロモンは、そのリクエストの背後に謀反のにおいをかぎわけたのでした。アドニヤとアビヤタル、そしてヨアブは一緒になってソロモンの王国を転覆させようとしている・・・。ソロモンはアドニヤとヨアブを殺し、祭司アビヤタルを追放します。
私たちはこのような記事を読んで、ソロモンの反応に冷酷さを感じるかもしれません。しかし、特にアドニヤやヨアブが国の中で影響力を持っている人たちであるだけに、自分に対する反逆心を抱いていることを知りながら、そのままにしておくことは大きな災いを国にもたらすことになりかねません。それはソロモンに対する反逆であるだけでなく、神に対する反逆だったからです。
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| 列王記上 ２章３６〜４６節 2016年8月30日 |
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ところで、あなたはなぜ主に対する誓いと、わたしが命じた命令を守らなかったのか。（３） ダビデがソロモンに注意を促したもう一人の人物はシメイでした。彼はサウルの一族に属する者でしたが、ダビデがアブサロムに追われて都落ちした時に、ダビデと家来たちに石を投げながら、のろい続けました。ダビデは、自分がもう一度王として戻ってきた時に、シメイがひれ伏して悔い改めたので、ダビデは彼をゆるしました。しかし、同時にダビデはシメイのうちに、なおよこしまな心があることに気づいていました。
ソロモンはシメイにエルサレムのうちに住んで、そこから出てはならないと命じました。しかし、シメイは王の命令を軽んじて、逃げていった自分の奴隷を追って、ペリシテ人の地まで出かけていったのでした。
王の命に対して従います、と言いながら、王の命を軽く見て、自分勝手なことをしたシメイをソロモンは許しませんでした。ソロモンに対する忠誠心などはみじんもなく、これくらいならいいいだろう、ばれなければかまわない・・・そのような生き方をしたシメイは死ななければなりませんでした。
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