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歴代志上 21章1〜30節    2016年12月18日

こうしてダビデは主のために、その所に一つの祭壇を築き、燔祭と酬恩祭をささげて、主を呼んだ。主は燔祭の祭壇の上に天から火を下して答えられた。(26) 

 ダビデは主に愛され、主に従って歩んだ王ですが、決して過ちのない人ではありませんでした。この二一章にはダビデの犯したもう一つの罪が記されています。それはイスラエルの数を調べるという罪でした。ダビデは自分がどれだけの軍勢を持っているのか、自分が王として治めるイスラエルの国力を知りたいと思ったのです。そこに、戦いにおいて勝利を与えてくださる力ある主に頼るのではなく、自分の力に頼ろうとするおごりがあったのは確かでしょう。イスラエルにおいては数を数える時には特別な贖い金を主にささげることが求められていました。それほどそのことが慎重になされたのは、私たちは数を気にして一喜一憂したり、数に頼って、数が多ければ慢心し、数が少なければ卑屈になったり、臆病になったりしやすいものだからです。災いがイスラエルに臨みました。しかし、ダビデが神が命じられたように祭壇を築き、主を呼んだとき、主はダビデを赦し、その祈りに応えてくださったのでした。



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