キリストの大使
  
      (Uコリント516節〜6章2節)

神が私たちを通して勧めをなさるのであるから、私たちはキリストの使者なのである。  (Uコリント5章20節)

私たちは誰か?

「私たちはキリストの使者なのである」。この箇所は、英訳ではAmbassadors(大使)と訳されている。

どの国を代表しているのか?

私たちは、神の国を代表してキリストの代わりにこの地に使わされている。私たちにはキリストに代わってなすべき務めがある。(18節)

その務めとは?

一般的に、大使にはその国を代表して様々な務めが与えられているが、神の国の代表として使わされている私たちには和解の福音を届けるという大切な務めを託されている。

神の恵みによって与えられた務め

そもそも神と私たちの間には罪によって大きな隔たりがあって私たちはどんなに頑張っても近づくことの出来なかった存在であった。ところが、神ご自身が私たちのところに近づいて来てくださって救いの手を差しのべてくださった。そして、神と和解、すなわち仲直りする機会を与えてくださった。また、そればかりか、主イエスがなされた大切な役割をあの失敗だらけのペテロに託し、反逆していたパウロに委ね、そして私たちにまで任せてくださっている。

新しく造られた者たち

ところがコリントの教会では、信者同士で派閥を作りいがみ合ったり、時には訴え合ったりしていた。それは神との和解をした者としては相応しくない歩みだった。そこでパウロは彼らに対して私たちはキリストのうちにあるならば、新しく造られた者であるという神の恵みを思い起こさせた。神との和解を受けた私たちは、もはやどんな人とも主にあって接することが出来るように造りかえられているのである。いつも「キリストのうちに」留まり続けていくなら私たちは新しく造られた者である。

私たちはキリストの大使である

たとえ欠けだらけの私たちであったとしても、神は私たちを大使として使わしてくださる。そして日々人々との出会いを導いてくださる。私たち自身もそのようにして救われるまでに多くのキリストの大使と出会い、交わって、その中で主に近づくことが出来るように導かれた。私たちも神の恵みのうちに留まって、キリストの大使としてこれからも歩んでいきましょう。

(2007.11/18 木下昌彦師)