本当の強さ
  
      (ピリピ4章 8〜13節)

わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる  (ピリピ4章13節

 本当の強さといいましても、体力、頭の切れる強さ、また中には酒に強いなどいろいろな強さがあります。この聖書の個所から私たちがあらゆる境遇に対処できる強さについて学びましょう。

 まず試練を通った人は本当の強さを身につけることができます。神の人と呼ばれる聖徒は、信仰の父アブラハムをはじめイサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、ダビデ王、ヨブまた新約聖書に至るまでみな試練を経験してそのことを通して神様の恵みを味わいました。詩篇119篇71節に「苦しみに会ったことは私にとって幸せでした」と述べています。

 新約聖書においても、使徒パウロは、このような大きな試練を経験した一人です。パウロはこのピリピ書をローマの獄中で記しました。彼は劣悪な環境の中で、新約聖書の半分以上を記し多くの御言を残しました。今、試練を経験しておられるならば、神があなたを愛して本当の強さを身に付けさせようとしておられることを心に留めて下さい。

次にゴールすなわち目標のはっきりしている人です。信仰の父たちはさらに優れた天の故郷をめざしました。神様の栄冠を得るために目標がはっきりしていていたので、迫害の中でもいつも喜ぶことができました。この地上の事だけに捕らわれていると私たちは失望や落胆をくりかえしてしまいます。

そしてもう一つは、今日を感謝できる人です。パウロは厳しい獄中の中にありながら常に喜び感謝することができ、満ち足りることを知っていました。だから感謝することができたのです。この日を喜び、楽しみ感謝することのできる人は、本当に強い人です。今あるものを当たり前と思わずに神様に今日の日に私たちは感謝を奉げ、主を喜びましょう。神様は、身近な人を通して私たちの信仰をさらに引き上げて練り清め、忍耐を教えて下さいます。

 本当の力を得る方法は、13節の「私を強くして下さる方によって何事でもできるのです」と、私を強くして下さるお方、それはイエス・キリストです。その力の源泉でいます主が私たちを強くして下さいます。

強くされるために、力の源泉なる聖霊に祈り、御言によって励まされ力をいただきましょう。あらゆる境遇に対処できる、世に打ち勝つことのできる力を与えてくださる神に信頼して大胆に歩みたいと思います。

(2007.5/20 村岡清幸