神の国に突入せよ
  
      (ルカ 16章14〜 18節)

律法と預言者とはヨハネの時までのものである。それ以来、神の国が宣べ伝えられ、人々は皆これに突入している。 (ルカ 16章16節)


イエスは神の国が来ていることを知らせ、そしてあなたも神の国に入れと招いてくださっています。

1 神の国が来た

 律法と預言者とはこれは旧約聖書のことです。そして旧約聖書はやがて来られる方として救い主をイエス・キリストを指し示しています。その意味で、ヨハネは古い時代の最後の人物だったのです。けれども、それ以来、イエス・キリストが来られて伝えたのは神の国は近づいた、まさに来ているのだということでした。

2 だれが神の国に入るのか

 パリサイ人たちは神の国はまさに自分たちのものだと考えたでしょう。何といっても彼らには非常に熱心律法を守っているという自負がありました。けれどもここには「欲の深いパリサイ人たちが」とあります。彼らはとても禁欲的な生き方をしていた人たちです。けれども、その心をよく見つめてみると、さまざまな欲や罪でいっぱいになっていた。それでいながら、イエス様があんな罪人と一緒に食事をしているといって攻め立てる。自分が罪人で、イエスがこんな心の汚れた自分のところにもきてくださった・・・ということには心が向いていないのです。
 イエスは律法を守るという点では、一角もないがしろにされてはならないのだとおっしゃったのでした。本当に私たちは神の前に真実なのだろうか。パリサイ人たちにイエスはあなたがたの正しさ・律法を行うことによる義ではあなたは神の国に入れないと教えられたのです。

3 神の国に突入せよ

 けれども神の国が宣べ伝えられるようになって、人々が皆突入している・・・とイエスはおっしゃいました。イエスによって神の国が来たとき、そこに入るために求められたのは律法の義ではなく、イエスを信じることでした。そしてそれまで神の国だとか救いだとかには縁がないと思われていた人たちが怒涛のように神の国に押し寄せている。私も信じたい、神の国にいれていただきたい。パリサイ人たちは思ったかもしれません。私は神の国をわざわざイエスに求めなくても自分で入れますから。けれども、そんな悠長なことをしていたら入りそこなうのです。信じるだけで救われるというすばらしい救いを神は備え、今も私たちを招いてくださっているのです。

(2006.2/5)