まことの光がすでに輝いている
   (Tヨハネ 2:7〜11)

やみは過ぎ去り、まことの光がすでに輝いている。Tヨハネ2章8節

1 古くて新しい戒めとは

それは兄弟を愛しなさいという戒めです。決して新しい戒めではありません。古くからある。ところが、この兄弟を愛するということがなかなかできない。自分とあまり関わりのない人を愛するということはまあできても、まあ愛していますと言えたとしても、近くにいる人を愛することが難しい。自分と同じようにあなたの隣人を愛しなさいと神さまはモーセを通して語られましたが、イスラエルの人たちの中に本当にそのような隣人愛が育っていたかというと、それもできない。自分が得をし、自分が認められ、自分がほめられることが第一で、相手のことを考えてはいられない。憎むとここにある言葉は冷たい心、無関心、軽蔑なども含んでいます。

これはとても古いメッセージです。けれども、今もこの古い戒めは生き続け、私たちに神さまの御心を示し続けています。特に主にある兄弟姉妹たちの間で、この愛が生かされていくようにということを思います。愛とは単なる感情ではありません。愛とは意志であり、行動です。

2 戒めを生かすまことの光

けれども、今までこれだけ長い時代、あったにも関わらず生きることができなかった戒めをどうして私たちは生きることができるのでしょうか。気をつけてください。この古い戒めはキリストにあって真理なのです。まことの光であるイエスが来られたことによって、私たちを生かす言葉になってくる。

私たちはやみの中を歩んでいました。そしてやみの中を歩んでいると、手探り状態でどこに向かっているのかわかりません。そして、闇の中にいると兄弟を愛せよと言う呼びかけを聞いても、そのように生きることができない。かえって兄弟を憎んでしまうのです。けれどもキリストが来てくださって、まことの光を輝かせてくださった時、兄弟を愛せよと言う戒めが、だからがんばろうではなくて、私たちの内に生きてくるのです。兄弟を愛せる者へとキリストは私たちを変えてくださるのです。

 まことの光がすでに輝いています。光であられるイエス・キリストは私たちの内に働いて、古くて新しい戒めを全うできる者へと変えてくださるのです。

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