地の果てから始まる
(ローマ15:22〜29)
ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう (使徒行伝 1:8 )
上記の御言は、使徒行伝を学び、理解するうえで鍵となる聖句です。使徒行伝は、神様の御約束、聖書の約束が真実であることをお証しするように、エルサレムから地の果てまで福音が宣べ伝えられている姿が描かれています。<1-7章 エルサレム8-12章 ユダヤとサマリヤ、異邦人へ 13-28章 地の果てまで>
パウロの宣教のヴィジョンは、ローマがゴール(目標)ではなく、この先を持っていたことを学ぶことが出来ます。(ローマ15:22〜)
本来、地の果てとはゴールであり、終わりです。しかし、パウロにもクリスチャンにとっても、地の果てはゴール・終わりではなく、そこが始まりであり、スタートであると、使徒行伝、教会の歴史は語っています。
ローマ書は、ローマの教会に宛てて書かれた手紙で、キリスト教の教理がよくまとめられています。聖書は多くの人々の人生を変え、歴史をつくって、世界に影響を与えてきました。ルター、ウェスレーもローマ書を通して大きな信仰の経験をしました。改めてローマ書のすごさを思わされます。パウロは、ローマに行きたいと願っていました。でも彼はさらに、イスパニア(今のスペイン)を目指していました。そのためローマに立ち寄り、支援してほしいと書いています。けれども反対方向のエルサレムに使命を持って向かいました。パウロは逮捕されますが、神様の不思議な導きによって身柄の安全が確保されて、身の潔白ではなく、福音宣教の証詞ためにローマに到着しました。ローマを中心として始まりました。主のご計画は受け継がれています。西の果てから東の果てへ、大きな海を越えていきました。福音の力強さを見ます。
私たちにとって地の果てとはどこでしょうか。全世界に出て行く宣教師だけでなく、お祈りと献金をもってサポートし、携わりましょう。現在、日本の教会数は減少して、今こそ宣教が必要とされている地の果てです。身近な家族が最も遠く、地の果てが最も近いところかもしれません。使徒行伝29章、続編はあなたです。信じたら、地の果てまで、主の証人となって、その歩みを書き足すことが出来るのです。
(5/15 松島信人師)