この詩編の作者は「滅びの穴」「泥沼」の中に閉じ込められるような中も通りました。「数え切れないほどの災い」がこの作者を苦しめ、この作者の命を奪おうとする者たちもいます。作者が困難の中にいる時、彼を嘲るのです。
しかし、この作者は主に寄り頼みます。主を望みとします。すると主は身を乗り出すように、彼の祈りを聞き、その叫びを聞いて、彼を救ってくださったのでした。ズブズブどこまでも沈んでしまいそうなところから引き出して、決して沈むことのない、確かなところに彼を立たせてくださいました。主は奇しき御業を行ってくださいました。
この作者は、単に自分のこととして、喜び、主をたたえているのではありません。作者は現実には今もなお困難の中にあります。けれども、主を求め、主を愛する人たちの「主は大いなるかな」とたたえる賛美がひろがっていくことを求めているのです。