詩編35編1~28節

私の魂は主によって喜び躍り
その救いによって喜び勇む。(9)

 ダビデは多くの戦いを経験しました。まさに周辺諸国との生きるか死ぬかという状況の中で戦いを強いられてきました。イスラエルは決して強い軍隊を持っていたわけではありません。数が多かったわけでも、多くの武器や戦車、馬をもっていたわけでもありません。周辺に多くの敵がいて、また大国からも攻めこまれることがしばしばあって、何度も存亡の危機にさらされました。私たちの歩みの中にも、具体的な「戦争」ということでなかったとしても、人間関係の軋轢を感じたり、また霊的な戦いを覚えることもあるでしょう。訳もなく、落とし穴をしかけ、また悪意をもって自分に近づいてくる人もいるかもしれません。そして、私たちが苦しみ悩むとき、声を上げて私たちを嘲るのです。
 そのような中で、私たちを支え、救ってくださるのは主です。ですから、この詩編の作者は、喜び踊り、また喜び勇みます。主は大いなる方で、私たちのために正義を行ってくださる方だからです。