詩編26編1~12節

主よ、私を調べ、試してください。
私の思いと心を確かめてください。(2)

 この詩編の作者は全き歩みをしてきました。「全き歩み」というのは、全く罪がないということではありません。確かにこの作者は悪をなす者、空しい生き方をする人と共に歩むことはありませんでした。それも私たちが神の御前に真実な歩みをするためには大切なことでしょう。しかし、それで、私たちが神に「全き歩み」をしていると認められるわけではありません。私たちが真実な歩みを心がけて、誠実に歩むということと共に、主に信頼して生きるということが問われているのです。
 この詩編の記者は私を「調べ」「試し」「確かめてください」と求めます。神が私たちを点検なさったら、私たちは多くの問題点を指摘されてしまうように思います。そのような恐れをもち、また神に間違いや足りないところを明らかにされてしまうことを面倒に思う中で、私たちは、案外、神の点検を避けてしまうかもしれません。しかし、神はダメ出しをしようとしておられるのではなく、私たちをさらに御心にかなうものへと作り上げようとしておられるのです。安心して主に近づきましょう。