私たちが空を見上げるときに、私たちは自分たちがどんなにいばっていたとしても、とても小さなものであることを知ります。そして、その天をも創造された神がおられることを私たちは知ります。単に大きな広い天を見上げるときに、人間は創造者なる神を思うというだけでなく、肉声ではなかったとしても、神の言葉が全地に響き渡っているのを私たちは聞くのです。まさに、私たちの神はすべての被造物の中にあっても語っておられます。
そして、この作者は、神の言葉に心を向けていきます。ここで「主の律法」「主の定め」「主の諭し」「主の戒め」「主の裁き」といろいろと言い換えられているのは皆、神の言葉のことです。この詩編の記者は神の言葉が純金よりも好ましく、蜂の巣のしたたりよりも甘い、と語り、主の言葉の麗しさを歌います。主の言葉こそが私たちの魂に命を与え、知恵を得させる源です。この詩編の記者は罪や汚れから離れて、主の御思いの中に生きることを願うのです。