この詩編はダビデが作ったもので、サムエル記下二二章にそのままある歌でもあります。その意味でも、私たちがこの詩編をダビデの息遣いを思いながら聞くことがとても大切でしょう。
ダビデは多くの戦いを経験しました。少年時代に油を注がれて王としての任命をいただきながら、実際にはその後の彼の生涯では危険と背中合わせの状況がずっと続きました。ダビデは主に信頼して多くの勝利を経験してきました。主が自分を守り、自分に襲いかかる敵の手からも守ってくださることを何度も経験しました。ただ、「だからダビデは何の不安も恐れもなかったし、疑いがわくこともなかった」ということではありません。
そのような多くの危機の中で、彼は主に逃れ、主が救ってくださる体験を積み重ねていきました。主に呼びかけるときに、確かに救ってくださるお方であることを経験する中で、ダビデは神との親しい交わりを深めていったのです。