詩編12編1~9節

主の仰せこそ清い仰せ。
土の炉で精錬され、七度純化された銀。(7)

 この詩編の記者は開口一番「主よ、お助けください」と叫びます。この詩編も表題に「ダビデの詩」とあります。「ダビデの」という言葉にはいろいろな意味があります。ダビデの作ということかもしれませんし、またダビデの命によって作られ、歌われたということかもしれませんし、「ダビデのために」「ダビデにちなんで」ということかもしれません。しかし、確かにダビデは王になってからも、まるで子どものように神に助けを求めて生きることをした人です。
 詩編の記者は「主の仰せ」に従って生きる幸いを語ります。それは主が語られた言葉のことであり、私たちにとっては聖書の御言葉のことです。それは神の口から出た言葉ですから、清いですし、何よりも純粋ですし、全く混じりけなく、真実で価値のあるものです。主は語られた御言葉によって、私たちを守り、救ってくださいます。「主の仰せ」とは単に私たちに対する命令ということではなく、私たちを生かす恵みの言葉なのです。