詩編6編1~11節

主は私の泣く声をお聞きになった。
主が私の願いを聞き
主が私の祈りを受け入れてくださる。(9~10)

 この詩編の作者はとても厳しい状況の中に置かれています。彼は病み衰えています。そのような中で自分を苦しめる者がいます。彼は夜ごとに涙を流し、その寝床を涙でぬらしています。神から懲らしめられ、神の怒りと憤りの下に置かれているように感じています。まるで主がどこかに去ってしまわれたかのようです。作者は実際、死をも覚悟しています。
 しかし、そのような苦しみの中で、この作者は「主よ」「主よ」「主よ」「主よ」「主よ」と震えるようにして、祈り叫びます。苦しみ・困難の中にあって、主にすがって正直に主の前に出ることはとても大切なことです。
 そして、この詩編の記者は祈りの中で一つの確信に立たせていただきます。それは「主は私の泣く声をお聞きになった」という確信です。それは単に、主が私の言葉を聞き取っていてくださるというだけでなく、主がその願いを受け入れ、救ってくださるということなのです。