ヨブ記40章1~32節

ヨブは主に答えた。
私は取るに足りない者
何を言い返せましょうか。
私は自分の口に手を置きます。(3~4)

 ヨブは確かに、全能者に訴え、議論してみたいと言いましたし、自分は正しい者であるのに不当な扱いを受けているというかのようにつぶやいていました。しかし、ヨブはここまで神の言葉を聞いただけで、自分が何も知らないのに、言いたい放題言っていたということに気づかされるのです。ヨブは自分の口に手を当てて、もう語りません、と言います。
 神は口を閉じたヨブにさらに問いかけます。自分を正しいとし、神を悪とするとはどういうことか。そして神は、ベへモットとレビヤタンについて語られます。ベへモットは「カバ」、レビヤタンは「わに」と訳されることもあるのですが、陸の巨獣と海の怪獣を示しているともされます。ベヘモットもレビヤタンも神が造られました。神は彼らをもその御手の中に置かれています。しかし、そのような力のある巨獣の前に人間はあまりにも無力です。そのような弱い私たちが神の御前に何を言うことができるでしょうか。