三八章では、神がその御力をもって造られた大きな世界のこと、その世界を神が知恵をもって治め、導いておられることを中心にして語られました。神が造られた世界には実に神の知恵が満ちています。そのような神の前に私たちはあまりにも無知であり、無力です。すべてを知っていないからダメだとか、知っているべきだというのではありません。どうあがいても、人間である私たちには知り得ないことばかりです。しかし、神は知って、偶然ではなく、すべてを支配しておられるのです。
三九章では、より身近なところに視線が向けられます。ここで取り上げられているのは、野山羊、野ろば、野牛、駝鳥、はいたかです。それらの動物は人間に飼われているものではありません。おそらく、飼い慣らそうとしても、言うことを聞かないでしょう。神はそんな動物たちのことも知り、彼らを見守り、また養っておられます。神は小さな小さなところにも目を留めて、その日々を支えられるお方なのです。