ヨブ記29章1~25節

私は見えない人の目であり
歩けない人の足であった。(15)

ヨブはここで、昔の日々のことを思い返しながら語ります。それは「神の灯が頭上に輝き」、ヨブの「人生が盛り」の時であり、「私の天幕には神との親しい交わりがあった」とヨブは語ります。「全能者が共におられ」、ヨブは多くの人に囲まれ、多くの祝福に満たされていました。
 ヨブは単に昔の良い日々のことを懐かしんでいるだけではありません。ヨブの友人たちはヨブがこのような災いにあうのは、ヨブが罪を犯し、また貧しい人、立場の弱い人に冷たくしていたからだと言いましたが、実際には全く逆でした。ヨブは「見えない人の目」「歩けない人の足」「貧しい人の父」でした。ヨブは苦しむ人、みなしご、やもめを救いました。ヨブの言葉は嘆く人々を慰め、確信を与えました。ヨブは人々に微笑みかけ、顔を曇らせることはありませんでした。まさにヨブは自分の正義を振りかざすような生き方ではなく、弱い人々を生かす歩みをしたのです。