ヨブ記10章1~22節

あなたは私に命と慈しみを授け
私を顧みて、私の霊を見守りました。
あなたはこれらのことを御心の内に隠していましたが
私は、このことがあなたの内にあると知っています(12~13)

 ヨブは生きること自身に苦しみを感じています。確かに神がヨブを造ってくださったのです。ヨブの骨も筋も肉も皮膚も皆、主が造ってくださいました。そして、その肉体だけでなく、ヨブの霊を宿らせ、命を与え、慈しみをもって見守ってくださったのです。その愛に満ちた神はどこにいってしまったのでしょうか。
 ヨブの友人たちが語るように、何らかの罪の結果として災いに遭い、そして悔い改めることによって、そこから解放されるというのなら、そうしているでしょう。しかし、ヨブは正しい歩みをしてきたにも関わらず、大きな苦しみを経験しているのです。
 私たちの歩みの中で経験する様々な悩み・苦しみ、それは単に肉体の痛みだけではありません。たとえば、何らかの目標・目的があれば、苦しみに耐えることもできます。ヨブは自分が経験している深い悩みと苦しみの意味を見いだせずにいます。そして、ただ苦しみからの解放としての死を待ち望んでいるのです。