ヨブ記1章1~22節

「私は裸で母の胎を出た。また裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の名はほめたたえられますように。」(21)

 ヨブはどの時代の人か聖書は語りませんが、一般に創世記のアブラハムなど族長の時代の人物だろうとされています。ヨブは「完全で、正しく、神を畏れ、悪を遠ざけて」いました。主も彼を豊かに祝福してくださり、彼は多くの家畜を持ち、7人の息子と3人の娘に恵まれ、しもべもとても多くいました。
 主は、サタンの前でヨブの自慢をされます。その時、サタンは「ヨブが理由なしに神を畏れるでしょうか」と神に挑戦するのでした。サタンの言い草によれば、ヨブが神を畏れているのは、神がヨブを祝福し、多くのものを与えておられるからだ、と言うのです。この「理由なしに」という言葉もヨブ記をひもとく鍵になる言葉です。
 ヨブに多くの災いが臨みます。家畜が奪われ、また娘息子たちは死んでしまいました。しかし、ヨブは罪を犯したり、神を非難したりしませんでした。ヨブはそのようなとても厳しい状況の中でも「主の名はほむべきかな」と主をあがめたのでした。